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【香港オーシャンパーク】双子の赤ちゃんパンダに会いに行こう!

地球の歩き方編集室

地球の歩き方編集室

更新日
2025年4月25日
公開日
2025年4月30日

香港の人気テーマパークといえば、2025年に開園20周年を迎える香港ディズニーランドが大きな盛り上がりを見せています。しかし、実はもうひとつ、大注目を集めるテーマパークが香港にあることをご存じでしょうか?
今回は、香港旅行の際にぜひ訪れてもらいたい激熱スポット「香港オーシャンパーク(香港海洋公園)」をご紹介します!

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香港オーシャンパークとは

ゲート前のモニュメントがアーティスティック

香港オーシャンパークは、1977年に開園した香港島南部に位置する大型テーマパーク。動物園、水族館、遊園地が一体化した広大な敷地は約91万5,000平方メートルあり、1日遊んでも遊びつくせないボリューム感が魅力のスポットです。
取材した日は平日でしたが、オープン前からたくさんの人が並んでおり、地元の方や観光客から愛されている場所だということを実感しました。

2024年夏、パンダの赤ちゃんが誕生!

2024年8月15日、オーシャンパークに待望の赤ちゃんパンダが誕生しました!半年ほどバックヤードで育てられてきた赤ちゃんですが、2025年2月、ついに母パンダと一緒に一般公開が始まりました。

1. 香港でパンダが生まれるのは初めて

パンダの赤ちゃんが生まれただけでも大ニュースですが、なんと香港でパンダが誕生するのは今回が初めて!赤ちゃんパンダのスペースは大盛況でした。
取材時(2025年3月)は約3分間でお客さんが入れ替わるローテーションスタイルでの見学でしたが、赤ちゃんが様々な姿を見せてくれるので、たった数分であっても大満足の内容。

  • 目の前をぽてぽて横切ったり  
  • 両手足をいっぱいに伸ばして登ったり 
  • ぐでーんと寝転がったり 
  • 木登りのはずが逆立ちしていたり

2. パンダの赤ちゃんはオスとメスの双子

さらに驚くことに、こちらの双子はオスとメス。世界的に見てもパンダの双子で性別が異なることは珍しいケースだといいます。

じゃれあう仲良し姉弟

2025年3月時点では双子に名前はついておらず、家姐(お姉ちゃん)、细佬(弟)と呼ばれています。とても似ていますが、よく見ると细佬(弟)は頭と背中に紫の識別色が塗られているので、後ろ姿を観察すれば見分けることができます。

细佬(弟)の後ろ姿。頭と背中に注目

3. 母パンダは世界最高齢での初産

母パンダの盈盈(Ying Ying)は出産時19歳(人間だと約60歳!)。この年齢での初産は世界初でした。通常であればパンダの妊娠は出産2週間程前に分かることが多いそうですが、盈盈(Ying Ying)の場合は検査がなかなかできず、出産の4日前に発覚したそうです。しかも検査時点ではメスの赤ちゃんが1匹と思われていたため、いざ出産を迎えてみたら双子、というのはかなりの衝撃だったことでしょう。
出産は約5時間にわたり、生まれた当初は健康状態が危ぶまれた赤ちゃんたちですが、現在は母子ともに健康で、元気な姿を見せてくれます。

見守りつつも、過保護にはならないのが盈盈(Ying Ying)スタイル?

ちなみに父パンダの楽楽(Le Le)は、双子と母パンダとは分けられ、隣のスペースにいます。どかっと座って笹をむさぼる姿は休日のお父さんのようで、双子の赤ちゃんとは別のタイプの可愛さがありました。こちらの楽楽(Le Le)も人間換算だと約60歳で、高齢のお父さんです。

どことなく哀愁を感じさせる横顔

4 .愛がすごい!豊富なパンダグッズ

動物園ではみやげ屋でかわいい動物グッズを見るのも楽しみのひとつですが、香港オーシャンパークのグッズは一味違います。「香港初のパンダの誕生」「世界最高齢の初産」「世界的にも珍しい双子のオスとメス」という大ニュースに、香港の人のパンダ愛の強さが加わった結果、超豊富なパンダグッズが展開していました。
簡潔にいえば、赤ちゃんが生まれてすぐから生後半年までの、各期間ごとの姿のグッズが販売されています!

まずはおくるみ状態の赤ちゃんパンダのマスコットキーホルダー。家姐(お姉ちゃん)、はピンク、细佬(弟)は水色のおくるみに包まれていて、ふたつとも揃えたくなってしまいます。生まれたての状態を表現したマスコットなので、目が開いていないというこだわりよう。毛並みも白ではなくピンクがかっています。

キーホルダーよりぬぐるみがいい、という方には、生まれたて状態のぬいぐるみもあります。おくるみが外れ、足を動かしているようにも見えます。飼育員さんによると「生まれたてのパンダはスマホくらいのサイズ」とのことなので、実際もこれくらいの大きさだったのかもしれません。

ペチャンとした姿が愛らしいこちらは、生後2週間のサイズと重さを再現したぬいぐるみ。片手で持てるサイズ感ではありますが、1匹1.3キロなのでそこそこ重さがあります。

生後1ヵ月の家姐(お姉ちゃん)のぬいぐるみ。変わったポーズをしていますが、実際のポーズを参考にして作られています。モデルにした写真が値札の裏についてくるのがうれしいです。

そして生後半年のサイズと重さを再現したぬいぐるみ(左)も。かわいいですが、体感では10キロくらいありました。2匹抱えるとかなりの重さです。
後ろ姿のマスコットバッジ(右)は人気商品のひとつなんだとか。おにぎりのようなシルエットがよく表現されています。

おもしろかったのはこちらのマスコットキーホルダー。母パンダの育児トレーニングのために用いられた人形を模しているんだとか。初産であると、育児放棄や虐待をしてしまうケースもあるため、まず赤ちゃんを模した人形に、赤ちゃんパンダの匂い(ウンチなど)をつけて慣れさせるトレーニングを行うそうです。パンダの生態を学べて興味深いですが、もはやパンダでないものも商品化してしまうパンダ愛の強さに感動しました!

新入りパンダは、赤ちゃん以外にも!

竹をボキッとかじる、ワイルドな安安(AnAn)

香港オーシャンパークには、2024年9月に新入りパンダが2匹やってきました。オスの安安(AnAn)とメスの可可(KeKe)で、どちらも人間に換算すると約15歳の若いパンダです。今は別々のスペースにいますが、いつかカップルとして仲睦まじい姿を見せてくれるかもしれませんね。

安安(AnAn)と可可(KeKe)グッズ専用売り場

ちなみに、双子パンダのグッズと、安安(AnAn)&可可(KeKe)のグッズは、デザインはもちろん、売り場も別になっています。

香港オーシャンパークでかわいいパンダを堪能!

パンダのフォトスポットも豊富で、パンダ好きにはたまらない!

飼育員さんによると、双子の赤ちゃんとお母さんが一緒にいる姿を見られるのはあと1~2年ほど。生後3~5年くらいで、独り立ちして1匹での展示になるそうです。親子一緒の姿を見られるのは期間限定なので、これから香港を訪れるという方は、ぜひ足を運んでみてください!

香港オーシャンパークの詳細情報

住所
Ocean Park Hong Kong, 180 Wong Chuk Hang Road, Aberdeen, Hong Kong
営業時間
10:00~19:00 ※時期によって変更あり。詳細はウェブサイトをご確認ください
定休日
なし
入場料
498HK$(大人)、249HK$(11歳以下)、3歳未満無料
公式ページ
https://www.oceanpark.com.hk/jp

取材協力:香港政府観光局
香港政府観光局ウェブサイト | PartnerNet 日本 :https://www.discoverhongkong.com/jp/index.html
TEXT&PHOTO :奥津結香

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