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中央アジアのシルクロードの中継点にあるウズベキスタン。日本からの直行便を利用すれば、10時間弱でアクセスできる中央アジアでは最も人気の高い国です。これまでは渡航に際し事前のVISA取得が必要でしたが、2018年2月10日から日本を含む7カ国が、30日以内であればVISAなしで渡航できることになりました!
ウズベキスタンは日本とも縁が深く、現地で日本語を学んでいる学生も多くいます。2017年12月に訪問した4都市の見どころを簡単に紹介いたします。
トルクメニスタンとカザフスタンに挟まれた内陸部に位置しています。夏は日本からの直行便が週に2便就航しています。直行便を使わなくても、大韓航空やアエロフロート・ロシア航空も利便性が高く、アクセスのよさはヨーロッパ諸国並みです。
首都のタシケントは整然とした町並みが広がる都会ですが、地方都市にはラクダを使っての交易が行われていた時代そのままの町並みも残っており、まさにイメージどおりのシルクロードの旅が体験できます。
食糧自給率が高く、食材が豊富な点も旅行者にはうれしい旅行先です。料理メニューにはサラダが豊富で、味付けも塩辛いものや辛いものが少ないので、おいしく食べることができます。
飛行機でアクセスする場合のゲートウェイの町です。近代的な町並みですが、博物館や日本人縁の見どころもあり、宿泊施設も多いので滞在しやすい町です。到着時あるいは出国前に時間をとって観光することをおすすめします。
ウズベキスタン観光では外せない世界遺産登録の町。ティムールによって造られた町の建物は近年修復も進み、青タイルの見事な色合いを見せてくれます。おもな見どころは旧市街の徒歩圏にまとまっていますので、おさんぽで巡ることができます。
レギスタン広場はサマルカンドを象徴する場所。ウズベキスタンのイメージがない方でも、レギスタン広場の写真には見覚えがあるという方も多いのではないでしょうか。立ち並ぶ建物はいずれもメドレセ(神学校)として使われていた建物で、現在はみやげ物店が入っています。
サマルカンド同様、13世紀のチンギス・ハーン軍の来襲で町が破壊しつくされましたが、16世紀に復活しシルクロードの中継点として栄えてきました。町は日本でいうと京都のような雰囲気をもち、古い時代の暮らしぶりや町の様子をしのぶことができる場所がいくつもあります。
町には破壊を免れた貴重な建築物も残っています。ひとつは中央アジアでは最古のイスラーム建築であるイスマイール・サーマーニ廟。周りに土を盛って隠したため、1925年の発掘まできれいな姿で保存されていました。
城壁とそのなかの町並みがそっくりと残っている、まるでタイムスリップした気分になることのできるオアシスの町。イチャン・カラと呼ばれる内側の城壁に囲まれた町が最大の見どころで、写真好きなら終日さんぽしても飽きないほどフォトジェニックな町です。
数々の見どころは内部の見学も可能で、高さ約45mのミナレットにも登ることが可能です。夕方のおすすめポイントはクフナ・アルク内の見張り台。ヒヴァの全景をちょうどいいアングルで見渡すことができます。
VISAがなくなったので、事前準備は楽になりました。日程を合わせることができるなら直行便の利用が便利ですが、あえて経由便を利用してストップオーバーしてもう1カ国の観光を楽しむという方法もあります。
さまざまな場面で書類手続きが必要なので、ガイドブックを事前によく読んで手続きを怠ることがないようにご注意ください。特に、税関申告書の提出と、宿泊証明書の受取りは忘れないようにしましょう。
取材協力:The State Committee of the Republic of Uzbekistan for Tourism Development ウズベキスタン共和国観光発展国家委員会、在日ウズベキスタン共和国大使館