ウズベキスタンの基本情報と観光ガイド・有名観光スポット

• 通貨
  ウズベク・スム（Uzbekistan So’m、通貨コードUZS）、補助単位はティイン（Tiyin）だが、ティインは現在ほとんど使用されていない。
• 為替レート
  1ウズベク・スム=100ティイン=約0.011円（2024年9月現在）

2024年9月現在、地域によりレベル1～3の危険情報が発出されている。

• ビザ
  ウズベキスタンは観光目的で最長30日間の滞在についてビザが免除されている。ただしビザを取得せずに入国した場合、滞在期間の延長はできないため注意しよう。
• 滞在登録
  入国から3日以内に滞在登録をする必要がある。ホテル等の施設に宿泊する場合、手続きはホテルが代行するが、複数の施設に泊まる場合はそれぞれで滞在登録が必要。知人や友人の家に宿泊する際は、その家のオーナー（賃貸であれば大家）が滞在登録を行う。
• パスポート
  パスポートの残存有効期間は、入国時6ヵ月以上が必要。

日本からウズベキスタンへのフライトは、直行便で東京からタシケントまで約8時間半〜9時間。また経由便を利用する場合、韓国や中国、トルコ経由の選択肢もあり、乗り継ぎ時間を含めると約12〜15時間程度かかる。

ウズベキスタンは内陸性の乾燥気候が特徴で、四季がはっきりしている。夏は非常に暑く、特に7月から8月にかけての気温は摂氏40度を超えることもある。この時期に訪れる際は、日差し対策と水分補給が必須だ。一方冬は寒さが厳しく、特に北部や高地では氷点下になることも多い。日本の北海道に近い寒さをイメージすると良いだろう。春と秋は比較的過ごしやすく、観光にも適したシーズンだ。特に4月〜6月、9月〜10月がベストシーズンとされ、気温も穏やかで風景も美しい。

• 役所、大使館関係
  一般に、開いている時間は、月曜から金曜の9:00〜17:00もしくは18:00ぐらい。そのほかでも部署により開いている時間や曜日に相違があるので注意が必要。大使館などでは、受付は午前中のみというところも多いので事前に確認が必要。
• 銀行
  一般に、銀行の営業時間は月曜から金曜の9:00〜16:00ぐらい。
• 郵便局
  一般に、郵便局の営業時間は月曜から金曜の8:00〜18:00、土曜8:00〜17:00。各地の中央郵便局は日曜も営業。営業時間も一般局よりは長い。
• 商店
  店にもよるが、一般に、食料品店は月曜から土曜8:00〜18:00、服飾雑貨店などは月曜から土曜10:00〜18:00ぐらい。途中昼休みを取る店もある。近年では、夜21:00まで営業しているスーパーマーケットもある。

• 日本からウズベキスタン
  国際電話番号（010）＋ウズベキスタンの国番号（998）＋市外局番（頭の3は取る）＋相手先の電話番号
• ウズベキスタンから日本
  国際電話番号（8＋10）＋日本の国番号（81）＋市外局番（頭の0は取る）＋相手先の電話番号

ウズベキスタンでは、主要都市では携帯電話が普及しており、SIMカードも容易に手に入る。国際電話をかける場合は、通信料金が高額になることがあるので、Wi-Fiを利用したアプリ通話がおすすめだ。

グリニッジ標準時間プラス5時間（GMT+5）で、日本との時差は−4時間。つまり日本が午前12:00のとき、ウズベキスタンは午前8:00。サマータイムは採用されていない。

• 1月1日：新年
• 3月8日：国際婦人の日
• 3月21日：ナウルーズ（春分の日）
• 5月9日：追憶の日
• 9月1日：独立記念日
• 10月1日：教師の日
• 12月8日：憲法記念日

以下の移動祝祭日は太陰暦による

• ルザ・ハイート（ラマダン明けの祭）
• クルバン・ハイート（犠牲祭）

• 電圧とプラグ
  電圧は220Vで周波数は50Hz。プラグはふたつの丸いピンが付いたヨーロッパCタイプ。日本の電化製品を使う場合はアダプターと変圧器が必要。また、使用したい機器が海外での利用を保証しているかどうかを確認しておくこと。
• ビデオ、DVD方式
  日本と異なるPAL・SECAM方式。ウズベキスタンで購入したビデオカセットは日本の普通のビデオデッキでは再生できない。DVDは日本のリージョンコード2またの欧州3で購入する際はリージョンフリーかオールリージョンの物を。

基本的にはチップの習慣はないが、現在は観光客がよく訪れるレストランなどではチップが期待されている。目安として料金の10％程度。レストランやカフェでは10〜20％のサービス料が加算されることがある。また1万so’m未満のおつりはチップとして扱われ、戻ってこないことも多い。ホテルのポーターなどには、荷物を運んでもらったら2000～5000so’m程度渡すと喜ばれる。観光で車やガイドを手配した場合には5〜10米ドルをチップとして渡す。

生の水道水の飲用は不可。砂漠地帯では塩分が含まれていることもある。飲む場合は十分煮沸したもので。ミネラルウォーター（ロシア語でヴァダーといえば通じる）は町なかの商店などで安価で売られており、観光地では冷えた物も売られている。一般に炭酸が入った物（ロシア語でガズィローヴァンナヤ）と入ってない物（ロシア語でニガズィローヴァンナヤ）がある。

治安は一般的には悪くない。昼間に町の中心部で凶悪な犯罪に巻き込まれるような確率は、日本と同程度に低いといえる。ただし、スリや置き引といった軽犯罪はやや存在するので、バザールや駅、公共交通内など人混みの中では所持品には十分な注意が必要。また、チャイハナなどで食事をするとたまに割り増し請求される（いわゆるボラれる）ことがあるので、注文は値段を確かめて。また、出国時のトラブルで多いのが滞在登録や税関申告の不備。滞在登録ができない民宿に宿泊しないこと、税関申告書には必ず正しい金額を記入すること。大金を持っているのを知られないよう少なめに申告して、出国時に見つかり所持金全部を没収になっただけでなく、裁判になり長期拘束された例もある。ルールはきちんと守ること。

• トイレ
  ウズベク語で「ホジャットハナ」、ロシア語で「トゥアリェート」という。町なかに公衆トイレはほとんどないので、デパートや博物館などに入った際に利用する。駅やバスターミナル、デパートなどの公共トイレはたいてい有料（500〜2,000so’m程度）。男性用は男性マークかMあるいはE、女性用は女性マークかЖあるいはKで表示されている。
• 狂犬病予防接種のすすめ
  犬、猫などが狂犬病保菌の場合がある。
• パスポート携帯義務
  身分証明書（外国人はパスポート）の携帯義務があり、警官に質問されたときに持っていないと警察署に連行される恐れがある（コピーは不可）。また、宿泊するすべての所で滞在登録が必要であり、滞在登録証の携帯も義務付けられている。
• 撮影禁止地域
  国の施設の一部（特に橋）や軍事施設などは撮影禁止。違反するとカメラを没収されることがある。空港、駅なども注意が必要。