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作品の主人公ベルナデット・シラクは、政治家ジャック・シラクの妻として常に陰で働いてきた。1995年にジャックがフランス大統領選で勝利し、第22代フランス大統領に就任してからは自分の能力を発揮できるポジションを得られると思っていたが、思うようには進まない。そんな時に発覚したジャックの不倫や数々の仕打ちに吹っ切れた彼女は華麗にして唯一無二の“復讐計画”をスタートさせる。痛快なユーモアや家族の愛を織り交ぜた、フランス国民のハートをつかんだファーストレディ誕生秘話!
政治家として活躍するジャック・シラクのそばにはいつもベルナデット・シラクがいた。彼女は夫のフランス大統領選での勝利を信じて支え続けてきたのだ。念願が叶い、ジャックは1995年に第22代フランス大統領に就任するが、パーティーの際やマスコミ対応時のファッションや言動が大統領夫人にふさわしくないと夫や広報アシスタントを務める娘から指摘されてしまう。
一度は自分を押し殺して気丈に振舞うが、時を同じくしてジャックの不倫が世に出てしまい彼女のなかの何かが吹っ切れる!
身内からの指摘だけではなく、世間からも「冷たい」「とっつきにくい」などのイメージを持たれていたベルナデットは、それらのネガティブな印象を跳ね除け「メディアの最重要人物になる」という目標を掲げて、参謀の”ミッケー”ことベルナール・ニケと共に、フランス国民に愛されるファーストレディになることを目指して奮闘する。
信念を曲げず、フランス国民や家族と向き合う彼女の姿は、周囲を巻き込みながらやがて大きな旋風を巻き起こす。
フランス大統領の執務室、エリゼ宮は高級ブティックが軒を連ねるパリのフォーブール・サントレノ通りにたたずむ。高々と掲げられたトリコロールと金モールに全身を包んだ護衛兵が周辺を警備している様子はほかとは違う雰囲気を醸し出す。
1874年にフランスの大統領官邸となってからは一般に内部の公開はされていないが、革命記念日にはシャンゼリゼ大通りでパレードの後、要人や関係者でガーデンパーティーを行うことが慣例行事となっている。
作中で出てくるエリゼ宮は現地で撮影されたものではないが、内部を再現しエリゼ宮の醸し出す上品さや繊細な作りを表現している。
地元住民の長年の悲願であり、ベルナデットがTGV(高速列車)の延伸を進めようとしたコレーズ県は、フランス中部に位置する。
中世の建物が残る村々や歴史的な教会が残るのどかな場所で、広大な農村地帯も広がる。特別、観光客が多く訪れる場所ではないが、絵葉書のように美しい景色やタイムスリップしたかのような町並みは見る者を圧倒する。
560ページ&大判地図付きの圧倒的情報量でフランス各地の魅力的な町や村をご紹介。一度は行きたい世界遺産やワイン、チーズなど美食の数々、人気のおみやげなど、フランス旅を満喫する情報満載!
A06 地球の歩き方 フランス 2025~2026
Aシリーズ(ヨーロッパ) 地球の歩き方 海外
2025/02/21発売パリを満喫したら、“その先のフランス”も旅してみたい。パリとフランスの各地方を旅するための詳細マップと徹底ガイド。
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