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トンブリー側のパーシーチャルーン運河沿いに立つ第3 級王室寺院。アユタヤー王朝時代に建立された古い寺院だったが、ラーマ 3 世の時代に修復された。タイ人なら誰もが知っている高僧の故プラ・モンコン・テムニー師にゆかりがあり、境内に祀られた師の座像には常にお参りの人が絶えない。特に週末はかなりの人出になり、境内は人と車で埋まる。瞑想修行の場所としても、ワット・マハータートと並ぶ人気があるとか。
境内にある白い仏塔は、5 層構造の内部がフロアごとに仏像や高僧の像が置かれた博物館となっており、土・日曜のみエレベーターも利用できる。最上階にはエメラルドグリーンの仏塔が置かれ、ドーム状の天井には仏画が描かれて、神秘的な空気が漂っている。大仏塔の隣には、これも巨大な大仏が完成。台座を含めると高さ69m で、タイで3 番目に大きな仏像だ。この仏塔と黄金の大仏はBTS に乗っていくと、ウッターカート駅の手前あたりから進行方向右側に見える。
ワット・パクナーム裏を流れる運河の対岸にあるワット・クンチャン(Wat Khun Chan)。19 世紀ラーマ3 世の時代に、ビエンチャン王国との戦いに勝利した記念として建立された。一風変わった像が多いので、こちらも見学しよう。中心になるのは3 頭の白象に支えられた大仏。その下にいるのは日食や月食を起こすとされるラーフー神。運河に面して涅槃仏もある。
ワット・パクナーム仏塔の最上階は仏塔が祀られ仏画が描かれた聖なる空間で、決しておしゃれな見どころではない。撮影に夢中になるあまり騒がないようにしたい。