キーワードで検索
グリーンバードという東京の表参道から始まったゴミ拾いボランティアのNPOがあります。その支部がパリにもあり、在仏日本人を中心に活動が行われています。
じつはパリの街は結構汚れています。そんなパリで「日本人がゴミ拾いをしている! 」と多くの仏メディアに取り上げられた、彼らの活動に取材で参加してみました。
その日の活動はストラスブール・サン・ドニ駅に15時に集合でした。そこから1時間、トングとゴミ袋を使い街のゴミを拾っていきます。現地メディアで露出が増えた効果もあり取材した日はフランス人参加者が増加! 日本人よりフランス人の割合が勝っていました。親子で参加のフランス人もいましたよ。
リーダーの稲井さんによれば、「グリーンバードの活動は清掃自体が目的ではなく、清掃を通してポイ捨てや環境問題への意識を変えること」とのこと。清掃員ではない人が街を掃除するという見慣れない光景に、道行く人の中にはメンバーに声をかけ、活動内容を聞く人も、ちらほらいます。最初は不思議に思っても、内容を知ると皆、好意的な意見をくれるそうです。
活動への参加は自由意思に任されています。月に1回ホームページで清掃場所と日時が発表され、スケジュールが空いていれば、そこへ集まるというもの。清掃道具はすべて代表の方が用意してくれるため、手ぶらで参加できます。
1時間の清掃の後は、近くのカフェでお茶をして解散。気軽に参加できるので、気になる人は一度パリ支部の活動をのぞいてみてはいかがでしょうか。