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7月19日から8月17日まで今年もパリプラージュが行われています。パリプラージュとはセーヌ河畔と19区ラ・ビレットの水際に人口の砂浜を造り、パリにいながらバカンス気分を楽しもうというイベントです。今年で13回を数えます。
砂浜の造成には5000トンの砂が運ばれ、日光浴用のデッキチェア550脚、テーブル200脚、イス800脚、450本のパラソル、50本の椰子と80本の木々が配置されています。このパリプラージュ、じつはパリだけではありません。2002年にパリで始められてから、フランス国内の他都市や海外の都市にも同コンセプトは広がりました。
国内だとラ・クールヌーブ、ディジョン、トゥールーズ、欧州内は2003年のブリュッセル(ベルギー)を皮切りに、ロッテルダム(オランダ)、プラハ(チェコ)、ブダペスト(ハンガリー)、ローマ(イタリア)へ。2005年には東京の渋谷でも「東京プラージュ」と銘打たれ、5億円をかけて造られています。
パリは伝統が息づく街ですが、良いと思ったものはすぐに取り入れる。合理的な考え方と、進取の精神を持ち合わせています。それはこの街が、常に他国から様々な文化が集まり発表される場所だったからこそ、新しい考えに対して寛容なのかもしれません。