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早朝の宇治川の景色を見ながら、修復の終わった平等院へと向かいました。
宇治川には、朝霧なのか黄砂なのか、少し霞んでいます。
宇治橋は日本最古の橋(646年)。
下に流れる宇治川は、琵琶湖から瀬田川として流れ来て、
京都府に入ると宇治川と名を変えます。
その後、宇治川は木津川と合流した後、桂川とも合流し
淀川となり大阪湾に注いで行きます。
宇治橋からの景色。
この景色・・嵐山の渡月橋の景色にも似ています。
きっと平安貴族は、この様な景色の所を好んだのでしょうね。
宇治と言いますと、源氏物語。
源氏物語・宇治十帖」は「橋」に始まり
「橋」に終わる物語と言われています。
宇治川に架かる朱色の橋は、朝霧橋。
朝霧橋を渡ると宇治神社。
更にその奥には宇治上神社へと続いています。
宇治川には釣り人の姿。
屋形船が見えます。
これから、鵜飼いの季節ですね。
朝一番の平等院に続く表参道には、静かな時間が流れていました。
ここ表参道は、昼間は凄い賑わいになる通りで、歩いていると
何処からともなく、お茶の香りが流れて来ます。
茶だんごや抹茶ソフトクリーム、グリンティー、茶そば、茶粥。
日本有数の茶処です。
門前町を抜けて平等院南門から
平等院鳳凰堂に入りました。
平等院が建てられたのは、今から962年前の
1052年(永承7年)。
平等院鳳凰堂は、一昨年から修復が行われていましたが、
この春、修復が終わり、優雅な姿を再び現しました。
見たかった「平等院鳳凰堂」。
"現世極楽浄土"と呼ばれる、華やかな色彩をとりもどした平等院鳳凰堂。
翼を広げた鳳凰のような建物。
やはり綺麗です。
平等院は2003年の夏・JR東海で紹介されていました。
ポスターの言葉は・・・・・・・
「10円硬貨に描かれた平等院の鳳凰堂。その姿の美しさは
『極楽を信じられなくなったら、このお寺を拝むといい、』
そんな童歌があったほどでした。建てたのは藤原道長の子、頼通。
時代はいよいよ末法の時代に入った11世紀半ばでした。
これからの季節、宇治川を散策しつつ、このお寺を尋ねると、不安な時代は
ただただ謙虚になって、美しい場所に美しいものをつくる事で幸せになろうと
した、その頼通の思いが伝わって来る様です。
JR京都駅から快速で16分のJR宇治駅で下車、徒歩10分。
宇治は源氏物語の舞台。近くには宇治上神社、三室戸寺などもあります。」
・・・・・・・・・・・・と綴られていました。
《平等院》
〇住所 〒611-0021 京都府宇治市宇治蓮華116
〇アクセス 京都駅から JR奈良線「宇治」下車
三条京阪から 京阪本線「中書島」→京阪宇治線「宇治」下車
〇駐車場 なし ※周辺に民営の駐車場あり
〇拝観料 入園+鳳翔館 一般600円 中高生400円 小学生300円
鳳凰堂内部拝観 一人300円
〇拝観時間 庭園 8:30~17:30 平等院ミュージアム鳳翔館 9:00~17:00
修復が終わった平等院鳳凰堂。
蘇った鮮やかな色は、遠い歴史ロマンへと誘ってくれました。
※ 「そうだ 京都、行こう。」の言葉、お借りしています。