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京都五花街の一つ、祇園甲部の「第142回都をどり」の公演(4月1~30日)を前に、
京都高島屋1階で「いま蘇る 幾たびの春 都をどり衣装・ポスター展」が
2月25日まで開かれています。
高島屋であつらえた2007年の舞台衣装や、1955年以降のポスター24点が展示
されています。
午後2時~4時には舞妓さんも登場されます。
吉井勇が作詞し、谷崎潤一郎が監修した第82回(1955年)の都をどり。
堂本印象によるポスターは(↓写真左)、源氏物語をイメージした
見事なポスターです。
第1回都をどりは、明治5年。
今年で142回ですから長い歴史です。
大正・昭和期の、都をどりの様子が分かる
パンフレット15点も展示されています。
都をどりの始まりは、明治維新により日本の首都でなくなった京都が
千余年の長い「都」としての誇りを失わない努力の一環として、始められています。
都をどりの舞台は、京都の名所と四季を長唄などで
紹介しながら進められていきます。
京都の花街では、芸妓さん、舞妓さんがお得意さんへの
夏のごあいさつに、自分の名前の入った団扇を配る風習があります。
会場では舞妓さん団扇の、手描き実演も行われています。
紅色の文字が綺麗です。
下書きなしで書いて行かれるのですから、凄い技術です。
京都高島屋1階。
「いま蘇る 幾たびの春 都をどり衣装・ポスター展」。
2月25日まで(午前10時~午後8時)。無料。
午後2時~4時には舞妓さんが登場されます。