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大原・三千院の近く、宝泉院に向いました。
正面に見えるのは勝林院。
勝林院から、左側に少し入ると 宝泉院に続く小道。
この辺りは、山に囲まれて静かな時間が流れています。
「さびしさに 宿をたち出でて ながむれば いづくも同じ 秋の夕暮」。
良暹法師 生没年未詳(990頃~1060頃)
この和歌は、良暹法師が比叡山延暦寺から、大原の里に移り住んだ頃に
詠まれたものと言われています。
大原のひっそりとした山に佇む宝泉院は、隣の勝林院の塔中寺院で、
かつては修行僧が住む場所でした。
長い歴史の中では、無住寺の時も長く、荒れた庭に
堂々と五葉の松が立っていたそうです。
その様子を、明治~昭和期の詩人 高浜虚子は、
「大原や 無住の寺の 五葉の松」と、詠んでいます。
1999年・夏・JR東海「そうだ京都に行こう」の中で、
宝泉院は、紹介されています。
ポスターの言葉は・・・・・・・
「三千院。実行院などの寺院を訪ね歩く道のつきあたりに、ひっそりと姿を現します。
柱を額縁に見立てた額縁庭園で、ゆっくりと目と耳を遊ばせて下さい。
鮮やかな緑と樹齢七百年の五葉松。
縁側で頂く御抹茶と和菓子。
この庭園の名は、盤垣園(ばんかんえん)「立ち去りがたい」と言う意味だそうです。
京都市営・京都バス大原下車徒歩10分。
この辺り、畑や茅葺屋根も残るまさに「大原の里」です。」
・・・・・・と綴られていました。
書院からの眺め。
詩人、高浜虚子が詠んだ、大きな五葉松が見えます。
こちらは、青もみじと竹林・・・・・・
額縁庭園の景色。
竹林後方には、大原の山々。
大原・宝泉院
〇 京都市左京区大原勝林院町187
〇 拝観料 一般800円 (お抹茶・和菓子付き)
〇 拝観時間 : 9:00~17:00
宝泉院・・・・鮮やかな緑色の世界が広がっています。
※ そうだ京都に行こう、の言葉お借りしています。