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六月一日から「維新十傑」に数えられる幕末・明治の政治家、岩倉具視(1825〜83)が
一時隠れ住んだ幽棲(ゆうせい)旧宅が、一般公開されています。
(左京区岩倉上蔵町)
岩倉具視は、公武合体を唱え、皇女和宮の将軍家への降嫁を推進したため、
尊皇攘夷派から「佐幕派」とみなされ、反発を受けました。
1862年から5年間、この家で隠とん生活をしながら、諸藩の志士と通じ、
維新の密議をこらしたと言われています。
岩倉具視幽棲旧宅 一般公開
〇 午前9時〜午後5時(入場は午後4時半まで)。
〇 水曜休館(祝日の場合は翌平日休館)、12月29日~1月3日。
〇 大人300円、中学・高校生200円、小学生以下100円。
〇 叡山電車 岩倉下車 徒歩約15分・京都バス 岩倉実相院下車 徒歩約2分
旧宅は敷地面積約1500平方メートル。
かやぶきの母屋、瓦ぶきの家屋からなり、比叡山が見える東側には、
岩倉の関係品を展示・収蔵する対岳文庫(国登録文化財)もあります。
岩倉実相院からも近く、静かな時間が流れています。