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京都御所の春季一般公開が 行われています。
四日の日、行って来ました
◎ 期間
平成24年4月4日(水)から4月8日(日)までの5日間
(申込手続不要,無料)。
◎入門時間
午前9時(開門)から午後3時30分(閉門)まで
◎ 参観者は,宜秋門(ぎしゅうもん)から参入し,清所門(せいしょもん)から 退出します。
(最終退出時刻は,午後4時15分です。)
前日の春の嵐が 去って 抜ける様な 青空が
広がっていました。
朱塗りの建物が 美しく 白砂が 眩しかったです。
一般公開を見た後 『糸桜』を見に行きました。
御所には 沢山の桜が咲きますが 御所に咲く桜の中で 一番早く咲きます。
糸桜の咲く場所は、京都御苑の北側、今出川御門を入って すぐの
近衛家邸宅の跡地です。
糸桜は、古くから有名な桜で・・・・・・・・
「春の雨に 糸くりかけて 庭の面は みだれあひたる花の色かな」
「昔より 名には聞けども 今日みれば むべめかれせぬ糸桜かな」
などの歌にも 詠まれている桜です。
近衛家は 鎌倉時代から 天皇に仕える、朝廷の最高位の位にあたり
鷹司家・九條家・一條家・二條家と共に 公家の頂点と いわれています。
その五つの公家は 五摂家と 呼ばれて来ました。
近衛家は 五摂家の中でも筆頭の家柄で 昭和初期の
内閣総理大臣・近衛文麿さんは その直系で
元総理の細川護煕さんの お母様は、文麿さんの 子供さんに あたるそうです。
近衛家の邸宅は 幕末まで この辺りに 建っていたのですが、
明治維新で明治天皇が東京に移られると同時に 近衛家も東京に転居し、
ここにあった邸宅は なくなりました。 今は 桜と池のみが 残っています。
艶やかであり 繊細な美しさの桜が この糸桜です。
京都御所一般公開と 美しい『糸桜』を見た日でした。