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いよいよ 明日は大晦日ですね。
京都駅近くにある 渉成園に 行って来ました。
渉成園は、街の中にありますが 庭園の中は とても静かな 世界が広がっています。
美しい色の ドウダンツツジが 迎えてくれました。
渉成園の建つ この地は、平安時代初期 光源氏のモデルと言われる
嵯峨天皇の皇子 源融(みなもとのとおる)の邸宅(六条河原院)が あった所です。
その頃の 六条河原院は 広大な敷地だったと 言われています。
源融は この地に毎日 大阪から海水を運ばせて 大きな池を作っていたそうです。
源融の死後 子息が相続し、その後 宇多上皇に献上されました。
時は流れ 広大な跡地の一部に、江戸時代に 渉成園が作られています。
『源氏物語』の『河海抄』には、光源氏の邸宅モデルは
渉成園が建つ ここ 河原院の様に綴られていました。
そして、夕顔と一夜を明かした所も ここの様に思えます。
水面には 遠い歴史と 夕暮れの京都タワーが映っていました。