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ネパールでは現在雨期に入っています。このため、トレッキングをあきらめる旅行者も多いのですが、この季節だからこそ見ることのできる素晴らしい景色がたくさんあります。
咲き乱れる高山植物の数々。雨の合間に見える緑色の山々と、青い空、白いヒマラヤのコントラスト。
ランタン方面では、7月過ぎると、標高約4000m以上の場所では「幻の」と形容される「ブルーポピー」(青いケシ)も咲き誇ります。
私自身も、以前、6月にランタン、7月にナムチェへ出かけたことがあります。私が撮ってきた写真を見たガイドたちが、「自分が知っている景色と全然違う!」と驚いたことがありました。
普段、ガイド山に入るのは、秋のトレッキングシーズンから翌年の春頃まで。ヒマラヤはきれいに見えるのですが、道中みられる木々には緑の葉はついておらず、茶色い景色に囲まれることがほとんど。しかし、雨期中は、木々も生き生きと緑の葉を付け、雨にぬれてみずみずしく光っていることが多く、「こんなきれいな景色は見たことがない!」と感激したのでした。
また、雨期中はトレッカーの数も減るので、静かな山歩きを楽しめ、素晴らしい景色を独り占めできる、という特典もあります。
もちろん、雨期中トレッキングのリスクなどもいくつかありますので、一概にはお勧めできませんが、この季節のトレッキングを考えている旅行者の方、計画を立ててみてはいかがでしょうか。
今回の写真は、先週、用事で私の会社のガイドがキャンジンゴンパ(ランタントレッキング)へ出かけたときに撮影してきてくれたものです。