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Nepal Tourism Year 2011に向けて

春日山 紀子

春日山 紀子

ネパール特派員

更新日
2010年2月27日
公開日
2010年2月27日
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来年2011年はネパール観光年(Nepal Tourism Year 2011)。

昨日より、公式広報活動が開始となりました。

旅行会社やホテルなどでは、告知バナーとネパール国旗を掲げるよう、半強制的な指示が出され、私の経営する旅行会社でも先日より掲げています(写真参照)。

観光客にはたくさん来てほしいと思うのですが、ネパールの現状を見ていると、観光客誘致の前に、いろいろ改善しなくてはいけないことがあるのでは、と思ってしまうのは、私だけではないはず。

そういえば、先日発表された、英誌「エコノミスト」が実施した「世界で住みやすい国」ランキング」の中で、カトマンドゥはワースト8位であったとのこと。

ネパール(カトマンドゥ)を訪れたことのない方の中では、桃源郷のようなイメージを抱いている方も多いようなのですが、実際には、政情が関係するバンダ(強制ゼネスト)や、政情とはあまり関係のない(住人同士の痴話げんかの延長のような)突発的な道路封鎖、毎日長時間の停電(本日現在毎日11時間の強制停電実施中)、人々のマナーの悪さ、ごみがあふれかえる街、排ガスと埃まみれの屋外、等々、目を覆いたくなるような現状があふれかえっているのが実情。

こんなカトマンドゥで生活していると、世界中で住みにくい都市の8位に位置付けされていることにも、妙に納得してしまいます、、、。

ネパールに憧れを抱いている旅行者の方たちが、実際にネパールに来て幻滅しないよう、来年のネパール観光年に向けて、観光しやすい素晴らしい国に代わっていってほしいと切に願います。

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