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先週から肌寒い日々が続いているバスク、
そろそろ冬服へ衣替えをしても大丈夫そうです。
10月12日はスペインの日で祝日だったのですが、それよりもビルバオ市民にとって大切だったのが、
10月11日の「El día de Amatxu de Begoña」。
この日はビスカイア県とビルバオの守護聖人である聖母Begoña(べゴーニャ)の日でありまして、
ビルバオでは別名、「Día del Txikiteroチキテロの日」となっています。
「チキテロ」とは、「バルのはしご」をするビルバオの人たちの事で
「バルのはしご」をする行為は「チキテオ」と呼ばれています。
昔、物資が少なかった時代のバルでは「チキート」と呼ばれる上げ底グラスでワインを出していたのでそう呼ばれるようになったそうです。
今でも、お土産屋さんなどにチキートグラスが売られていますが、
かなり重いので持って帰るのはちょっと大変そう。
旧市街で唯一、べゴーニャ教会の一部を眺められる通りにはチキートグラスのイルミネーションが飾られていました。
ちゃんと、赤ワインが注がれる部分は赤くなっていますね(笑)。
そして、この日はベレー帽をかぶったオジサマたちのグループが街のあちらこちらでBilbainadaと呼ばれる歌を合唱していました。
Bilbainadaとは、ビルバオでの生活を歌詞にした歌で
Día del Txikiteroの日だけでなく、普段でも酔って気分が良くなったときに皆さんよく歌いだすんですよ!
しかもちゃんとハモっててかなり上手いです。
それにしても、この人出!
ビルバオの人たちがチキテオに捧げる情熱は圧巻です!!!