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バスク流、「バル巡り」お会計の法則 ~BOTE~

黒田 カナエ

黒田 カナエ

スペイン特派員

更新日
2013年8月3日
公開日
2013年8月3日
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「バル巡り」という言葉が定着しつつある(?)このごろ。

バスクでは「POTEO(ポテオ)」や、「TXIKITEO(チキテオ)」 などと呼ばれているハシゴ酒。

1つのバルには長居せずに1杯飲んでピンチョを少しつまんだら次のバルに移動する

という習慣はもう広く知られていますよね。

家族や、恋人同士でハシゴする場合は問題ないのですが、

友達同士、しかも大人数でバル巡りをする時のお会計時に

バスクでは自分が飲み食いした分だけを店の人に払う、ということはしません!

そこで皆がやっているのがBOTE(ボテ)。

1人お会計係りを決めて、その人にあらかじめ全員同じ金額(10~20ユーロくらい)を預けておきます。

そうすれば、バルごとにいちいち皆がお財布を出さなくてもスムーズにお会計、移動することが出来ます。

(お会計係りの人は大変ですが。。。)

このシステムは、友達同士で旅行をされる方にも使えるのではないでしょうか。

誰が高いピンチョを食べたかなんて、気にしないのがバスク流です。

少人数でハシゴする場合は、バルごとに順番に払っていくという方法もありますが

これは行くバルによって多く払う人と、少なく払う人との差が激しくなりますので

最後のほうで皆がだいたい同じくらいになるように調節するといいですね。

そしてバスク人とバル巡りをする場合は

たとえ、そのバスク人がおごってくれると言っても

「いやいや、私が払います~」

「いや、ここは私が」

という日本でもよく見かけるやり取りをした方がいいです。

(言葉通りに受け取っておごられるだけだと失礼になるそうで、むかし通っていたサンセバスチャンの語学学校でそのやり取りの仕方を習う授業がありました、笑。)

でも実際、これやってるバスク人たちをよく見かけるんですよ!

そうやって、おごったり・おごられたりしながらバルを巡っていくのもバスク流です。

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