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マヌエリータ!でお分かりなら、アルゼンチン通間違いなしです。
アルゼンチンで子供時代をすごした人なら、なくてはならないものの一つがMaria Elena Walshマリア エレナ ウォルシュの絵本に童謡です。
マリア エレナは多くの絵本、童謡を作り歌った人で要はシンガーソングライターでした。そして彼女の代表作が、何といってもMANUELITAマヌエリータという、ブエノスアイレス州のぺウアホという町で生まれたカメちゃんが美しくなりたい、都会へとあこがれてパリに出かける歌です。
((連れて行った子供達に「これ、本当のマヌエリータ?」と言われてちょっと答えにつまりました))
歌なんですが、お話になっているのです。その後、パリのクリーニング屋さんで 亀ならではのしわを伸ばしてもらって、きれいになったはいいものの、また戻ってくる間に時間がたって、またしわができちゃったという
オチがあります。
他に L sirenita y El capitan (人魚と船頭)という童話もあります。これは私の好きなパラナ川に住む人魚の話です。何と南極まで行ってしまうんです。他にもたくさんのリズム感のいい 言葉使い、言葉遊びをしながら、アルゼンチンの草花、自然、風景、地名を通じて、子供たちにいろいろなことを童話で、童謡で、教えてくれます。
2011年のマリア エレナ ウオルシュの訃報でアルゼンチン中が悲しみました。
一時は子供向けテレビ番組を持っていたり、新聞のコラムニストだったり、13歳のときから活躍していますので、アルゼンチン人としての心を形成するのに一役かっています。そのため死亡記事はカメのマヌエリータ同様se march�「行ってしまいました」という見出しになりました。次が新聞の記事のリンクです。
http://www.lanacion.com.ar/nota.asp?nota_id=1340546
ところで、実は私は日本語を教えるとき、歌の効用はわかっているのですが、まずメロディに歌詞にとすべて日本だとすぐ覚えられないので、このマヌエリータの歌を簡単な
日本語にして、生徒と一緒に歌っています。メロディがなじんでいるので、すぐに覚えて、ついでに日本語のリズム感や、後には書き方の練習にも役立ちます。歌詞は次のとおりで、訳しただけではなく、歌えるようになっています。
マヌエリータのうちはぺウアホ
ある日行っちゃったよ。
どうしてでしょう。
パリに着きました。
少しずつ歩いて
行きました。
マヌエリータ
マヌエリータ
緑の甲羅着て
ずんずん進め。
Manuelita vivia en Pehuajo
pero un dia se marcho
Nadie supo bien por que
a Paris ella se fue
un poquito caminando
y otro poquitito a pie.
Manuelita, Manuelita,
Manuelita donde vas
con tu traje de malaquita
y tu paso tan audaz.
マヌエリータの銅像は舞台になったペウアホの街の手前にあります。国道から見えるところにありますし、最近は マヌエリータはこちら!と看板もあります。
こんな風にどこまで行っても平らな大地が続きます。
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