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世界で二番目に美しいと書店、それがブエノスアイレスのアテネオ書店グランスプレンディッド劇場支店です。歴史のある劇場が書店にリサイクルされたのですが、その光景はただただ美しいのです。
El Ateneoこと、アテネオ書店は1912年創立のアルゼンチンで一番老舗の書店です。
ブエノスアイレスのフロリダ通りの本店以外にアルゼンチン中に8軒の支店があります。
入り口は大掛かりなギリシャのパンテオンのような造りになっています。
しかし奥に入ると、
これを エレベータで 2階ですが、スペイン語ではプリメルピソPrimer Piso 3階ですがセグンドピソSegundo Piso に行ってみましょう。
2000年、El Teatro Grand Splendid グラン スプレンディッド劇場が閉鎖されていたのをアテネオ書店を統括する書籍グループ会社が取得し、2000m2を
修復を経て、アテネオ書店 グラン スプレンディッド劇場店としてオープンさせました。
ブエノスアイレス市内でも一番規模の大きい常設書店であり、書籍は12万点
2008年のデータでは毎日3千人が訪問します。おそらく南米では一番大きい書店だと
思われます。
(ちなみに世界遺産であるイグアスの滝があるイグアス国立公園がローシーズンで
2000人から3000人の訪問者ですが、2000ヘクタールの敷地です、ここは三階建ての本屋さんです)。
イギリス「ザ ガーディアン」誌で「世界の二番目に美しい書店」として紹介されてから外国からの観光客が増えブエノスアイレスの観光名所の一つとなり、ひっきりなしに観光バスが到着したり、フリーの旅行者が写真を撮っているのを見かけます。
今でも昔の劇場の面影を残しているのが特に階を分けるバルコニーそして、天井のキューブラ、そして舞台であった現在の喫茶店には舞台幕がそのままに、また各種の装飾はそのままで修復されています。
さらに自宅の居間にいるかのようにゆったりとした座席やソファーが配置され、買う義務もなく読書に浸ることができます。
なお、これは基本的にアテネオ書店ではどの支店でも行われていて、革製のゆったりしたイスが置いてあります。
何と!喫茶店でも読みたい本を持っていき読むことができます。日本人的には汚れないの、と気になりますが、大丈夫のようです。
舞台にあるピアノはときにはコンサートやイベントにも利用されます。
なお書店では 新作発表や作家などの訪問、子供向けの読書イベントなどが開催されます。なお、バルコニー席も読書席に利用されています。
地下には児童書コーナーと音楽コーナーがあります。また三階の元待ち合いホールは絵画ギャラリーとして利用されています。
グランスプレンディッド劇場の歴史は1919年から始まります。
建築家はMax Glucksman です。
バルコニー席が一階から四階まであり、階下ホールにはプラテアという上席が500ありました。
有名なタンゴ歌手カルロス ガルデル Carlos Gardel, Ignacio Corsini 、 Roberto Firpo が公演をした場所でもあります。なお、 tango Gran Splendidという歌が,1927年できたぐらいです。.
天井のキュープラ(ドーム)はナサレノ オランディ Nazareno Orlandiの作品です。
このフレスコ画のテーマは「平和の喜び」とされています。
これをもっと楽しむには以下のビデオから入ってみてください。
1919年の作品であり、第一次大戦終了後、平和を謳歌する意味で描かれています。
「アテネオ書店 グランスプレンディッド劇場店」
http://www.tematika.com/
El Ateneo Gran Splendid
Av. Santa Fe 1860 Cap. Fed.
Teléfonos:
4813.6052 / 4811.6104
営業時間
月曜日から木曜日は午前9時から午後10時
金、土は 午前9時から午前0時
日曜日は 正午から午後10時
本屋なので自由に出入り可能。写真撮影可能。荷物持ち込み可能ですが、あまり大きいものは入り口で預けた方が無難です。
TOMOKO のお薦め
写真を撮る最高のスポットは
一番最初の写真の2階(エレベーターボタンは1)の最初のバルコニーですが、
ここ、3階(でもエレベーターのボタンは2を押してください)の奥の
バルコニーから舞台寄りの眺めも最高です、
とマネージャーのフアン パブロさんのお薦めです。
6月のお題"わたしの街の隠れた絶景スポット"
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