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ラスベガスで一晩だけよみがえったシルク・ド・ソレイユのショー ~ 「ZED」DVD上映会

石川 葉子

石川 葉子

アメリカ・ネバダ州特派員

更新日
2014年5月19日
公開日
2014年5月19日
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ダウンタウンにあるMob Museumで行われたこの上映会は、ネバダ日本商工会主催のイベントで、

会員限定ではあるものの無料上映会となっていて、40名ほどの地元の皆さんに楽しんでいただくことができました。

「ZED」は東京ディズニーリゾートに作られたシルク・ド・ソレイユ専用シアターにて2008年10月から3年ほど公演されていたショーですので、日本でご覧になった方も多いのでないでしょうか?

残念ながら2011年12月31日をもってショーは終わってしまいましたが、今回はその「ZED」を収めたDVDを鑑賞できる貴重な機会になったと思います。

シルク・ド・ソレイユは、現在世界各地を廻る「ツアーショー」と「レジデントショー(常設公演)」合わせて20のショーを行っていますが、ラスベガスではそのうち8つのショーがレジデントショーとしてベラージオやMGMを始めとした各ホテルの専用シアターにて行われており、人気が衰える気配がありません。

そしてその8つのショーのうち、「O」, 「KA」, 「Mystere」、「LOVE」、 「Michael Jackson ONE」の5つのショーで計10人以上の日本人パフォーマーの方々が活躍しているんですよ。

東京ディズニーランドでの「ZED」には日本人パフォーマーが4人いらしたそうです。今はここラスベガスでのレジデントショー「Mystere(ミスティア)」で活躍されている横山真吾さんもそのお一人で、上映会当日は会場に足を運んでいただき、「ZED」出演にまつわるエピソードなど楽しくお話いただきました。

さて、その「ZED」の映像ですが、とにかく素晴らしい。の一言につきました。

もちろんショー自体も、これまでに見たシルク・ド・ソレイユのショーと同じように驚異的なパフォーマンスと繊細なストーリー仕立てで、観る人を驚かせつつ楽しませてくれるものでしたが、普段シアターで客席からステージを見ているのとは違い、特別に撮影されたこのDVDでは、カメラがシアターを縦横無尽に飛び回り、時にはパフォーマーたちの間近に迫りその表情をくっきりと捉えていて、彼らの息遣いとか筋肉の動きまではっきりとわかり、まるでその場の空気を感じたような気になったのにはびっくりでした。これは映像ならでの醍醐味と言えるでしょうね。

あー、ここで映像をお見せできないのが残念です。

今回上映したスペシャルDVDは関係者のご好意により上映させていただくことができたのですが、

そのお一人、シルク・ド・ソレイユのClaude Bourbonniere氏が上映後の挨拶でお話された、 「いつかまた「ZED」がよみがえる日が来ることを願っています。」という言葉が印象的でした。

ちなみに前述の真吾さんは、元気がない時にはこのDVDを観て、自分を元気づけるのだそうです。私は観客の立場でしかないですが、、その気持ちすごくわかるような気がしました。

残念ながらこの「ZED」はもう観ることはできませんが、ラスベガスにいらした際には、真吾さんが出演している「Mystere(ミスティア)」を始めとした、日本人パフォーマーたちが活躍するシルク・ド・ソレイユのショーをぜひご覧になって下さいね。

ショーはもう終わってしまっていますが、シルク・ド・ソレイユの「ZED」公式トレーラーを

紹介しておきます。

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