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2月。気温が上がったり下がったり、強風が吹いたり雨が降ったり、
それでも日中は日がさしていれば17-18度前後の比較的暖かな天気が続いていますが、
先日レッドロックキャニオンに「カメに注意!」のサインが現れました。
ラスベガス市内から30分ほどのドライブで素晴らしい自然を満喫できる「レッドロックキャニオン」
(ナショナル・コンサベーション・エリア:国による保護区)、
ここには砂漠ガメ(サバク・ゴファーガメ)が住んでいますが、この砂漠ガメたちは春になると
冬眠から目覚めて活動を始めます。
つまりこのサインが現れたということは、彼らたちがそろそろ目覚るということ。
この砂漠ガメ、実はネバダ州のシンボルの「爬虫類」でもあるんですよ。
(ちなみに、ネバダ州のシンボルの「動物」は{デザート・ビッグホーン・シープ(オオツノヒツジの仲間)}、
「鳥」は{マウンテン・ブルーバード(ムジルリツグミ)}、「花」は{セージブラッシュ(ヤマヨモギ)})。
レッドロックキャニオンに住んでいる砂漠ガメのうち、ベティと名づけられたカメ(女子)は
もう巣穴から出てきたそうですが、我らがアイドル 「モハベ・マックス(Mojave Max)」君は
まだお目覚めではないようです。
今はまだ夢の中にいるはずの「モハベ・マックス」君(彼は23歳だそう)、
実は「グラウンドホッグのフィル君」のラスベガス版として新聞やテレビで報じられています。
グラウンドホッグというのはマーモットの一種でウッドチャックとも呼ばれていますが、
そのフィル君は、ペンシルバニア州で毎年続いている2月2日の「グラウンドホッグデー(Groundhog Day)」の主役なのです。
「グラウンドホッグデー」というのは、北米の数ヶ所で毎年行なわれている、「春予報」のようなイベントっていうのかな。
ペンシルバニア州では、パンクサトーニーで飼育されているグラウンドホッグのフィル君が、
毎年2月2日に起こされて(ほんとに冬眠しているところを起こされたのかどうかはわかりませ
んが)、その起こされた時の行動で、「春まで少なくともあと6週間」か「春はもうそこまで来ている」かを予報するのだそうです。
で、ここラスベガスでは、「モハベ・マックス君」が巣穴から出てきた日が
「南ネバダに春が来たよ!」ということになります。
過去の記録からマックス君のお目覚めは2/14から4/14の間だそう!
そして、ここラスベガスのマックス君はコドモ達のマスコットでもあるので、
(着ぐるみのマックス君が)学校訪問などを通して砂漠ガメについての啓蒙活動も行なっていて、
その一環として毎年、マックス君のお目覚めの日(そして時間)を当てるコンテストも行なわれています。
こういったイベントを通して、マックス君だけでなく、この砂漠地帯の環境とか、
ここに生息するいろいろな動植物について楽しく勉強できるというというわけです。
さて、今年の「春の到来」はいつになるのかな。
バイカーたちもふえてきました。
春はもうすぐそこまで来ているかも!
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