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スエカで開かれた第53回国際パエージャコンクールを見に行ってきました。スエカはバレンシア市から
38kmほど南に行った町で、稲作が盛んな地域に位置します。スエカだけで5,000ヘクタールの水田があり、
毎年35,000トンのお米を生産。この辺りの水田地帯がバレンシアの郷土料理パエージャの発祥地と
言われる所以から、毎年9月にこのコンクールが開かれているのです。
今年はスペイン以外にニュージーランドやドイツ等世界中から30のレストランが集まり、
パエージャ作りの腕を競いました。日本からは3チームが参加。過去に2位を2度、海外部門1位を6度
受賞している銀座の老舗スペインレストラン『エスペロ』(写真左)、初出場の大阪の料理研究所
『テーブル・ファクトリー』(写真右)、そして8月20日のブログでご紹介した東京は門前仲町の
『バレ・パエージャ』です。
スエカ駅に面した細長い公園には簡単に仕切られたブースが作られ、みんな同じ条件で作るように食材、
パエージャ鍋、薪にいたるまで主催者側から支給されます。会場では無料で飲み物サービスがあり、
見物客は飲み物を片手にあちこちのブースをブラブラ。途中、会場内を楽隊が通り、
公園脇の通りでは民俗舞踊のデモンストレーションがあったりとお祭り気分を盛り上げます。
会場の様子は、EL MUNDO紙のサイトにある動画で見ることができます。
なぜかこの動画、日本人ばかり写っているんですよ。実は、ワタクシもちらっと・・・(^^;)
時間になりパエージャが炊き上がると審査会場へ運ばれていくのですが、残念ながらここから先は
出場者と関係者のみしか入れません。手伝っていた知り合いに招待券が1枚余っていると言われたものの、
一緒に来ている友人たちを見捨てるわけにはいかず涙を飲みました(>_