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スペイン版アカデミー賞、2013年”ゴヤ賞”決定!

田川 敬子

田川 敬子

スペイン特派員

更新日
2013年2月19日
公開日
2013年2月19日
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2月17日の夜にスペイン映画界のアカデミー賞的存在であるゴヤ賞の発表があり、授賞式が開かれました。

最優秀作品賞に選ばれたのは、Pablo Berger/パブロ・ベルヘル監督の『Blancanieves(白雪姫の意)』

1920年頃のスペイン南部が舞台のモノトーン作品で、フラメンコや闘牛といったステレオタイプの

スペイン世界が描かれています。と言っても、実は私もまだ観ていないのですが・・・(^^;)

受賞を知ってますます観たくなりました。

どうぞ公式サイトから予告編をご覧ください。どうです? 観たくなりませんか?

ちなみにベルヘル監督の奥さんは日本人カメラマン兼映画人のハラミユウコさんという方で、

授賞式には梅の柄の着物をお召しになっていましたよ(^^)

この『Blancanieves』は作品賞のほか、主演女優賞(Maribel Verdu/マリベル・ベルドゥ)、

新人女優賞(Macarena Garcia/マカレナ・ガルシア))、オリジナル脚本賞(Pablo Berger/パブロ・ベルヘル)、

撮影賞(Kiko de la Rica/キコ・デ・ラ・リカ)、オリジナル音楽賞(Alfonso de Vilallonga/アルフォンソ・デ・

ビラジョンガ)、オリジナルソング賞(『No te puedo encontrar』Pablo Berger/パブロ・ベルヘル&

Juan Gomez/フアン・ゴメス)、美術賞(Alain Bainée/アレン・バイニー)、衣装賞(Paco Delgago/

パコ・デルガド)、ヘア・メイク賞(Fermín Galán/フェルミン・ガラン & Sylvie Imbert/シルヴィ・インバート)と

合計10部門で最優秀賞を受賞しています。

スパニッシュ・ビューティーのかのペネロペ・クルスも『Venuto al Mondo』でノミネートされていましたが、

最優秀賞は逃しました。

その他、主な最優秀賞受賞作品は以下の通りです。(※アクセント記号は省略しています)

主演男優賞:Jose Sacristan/ホセ・サクリスタン『El muerto y ser feliz

助演男優賞:Julian Villagran/フリアン・ビジャグラン『Grupo 7』

新人男優賞:Joaquin Muñez/ホアキン・ヌニェス『Grupo 7』

助演女優賞:Candela Peña/カンデラ・ペーニャ『Una pistola en cada mano

監督賞:Juan Antonio Bayona/フアン・アントニオ・バヨナ『Lo Imposible

(この映画はユアン・マクレガー&ナオミ・ワッツ夫妻主演のスペイン映画で、タイで津波に襲われた

家族の実話をもとにした話です。日本語字幕付きの予告編はコチラ。東日本大震災が記憶に新しい

私たちには重たい映画かもしれません。予告編を見るだけで、涙が溢れます・・・)

新人監督賞:Enrique Gato/エンリケ・ガト『Las aventuras de Tadeo Jones

長編アニメ賞:『Las aventuras de Tadeo Jones』

長編ドキュメンタリー賞:『Hijos de las nubes, la ultima colonia』

ラテンアメリカ映画賞:『Juan de los muertos』Alejandro Burgues/アレハンドロ・ブルゲス監督(キューバ)

ヨーロッパ映画賞:『Intocable』Eric Toledano/エリック・トレダノ & Olivier Nakache/オリヴィエ・ナカシェ監督

(フランス)

スペイン映画好きのアナタ、日本上陸の際は要チェックですね!

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