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バレンシアを案内する際に、私が必ずまわるスポット。それは中央市場です。
旅先ではモニュメントを回るだけではなく、その土地の人がどんなものを食べているか
覗いてみたくありませんか? 食いしん坊の私は、旅行に行くと市場やスーパーに寄るのが大好きです。
およそ8000m2もの面積を有するバレンシアの中央市場は、ヨーロッパでも有数の大きさを誇るとのこと。
20世紀初めに建てられたモダニズム様式の美しい建物はガラスドーム型で、中ではなんと数百ものブースが
小売りをしています。
海の幸も山の幸も豊富なバレンシアなので、ここではありとあらゆる食材が揃います。
野菜、果物、魚介類、肉類、チーズ、パン、お菓子、スパイス、卵、お米や豆類、オリーブオイルにビネガー、
ジャム、その他保存食などなど。オーガニックな八百屋やカタツムリ屋(生きています^^)、
アジア食材店に中南米食材店、そしてちょっとしたスペイン土産を扱うお店も。
挙げたらキリがありません。新鮮な魚介類を扱っているので、お刺身にできるマグロの赤身やトロ、
甘エビも手に入ります。ウナギを使った郷土料理があるので、生きたウナギも売っているんですよ。
私はいつも日本に帰る前に、ここでお土産用にカラスミや小さな缶入りのオリーブオイル、パエージャの素等を買います。
市場の魅力のひとつは、量り売りで買えること。旅行中のビタミン補給にバレンシアオレンジを
ひとつだけ買うこともできれば、パンを買ってハムやチーズを数枚だけ切ってもらい
ボカディージョ(スペイン版バゲットサンド)を作ることもできます。
果物屋さんで売っているフレッシュジュースを片手に、あちこち冷やかすのも楽しいですね。
市場の外側には、大小さまざまなパエージャ鍋や土産物を扱う店や、カフェ、テイクアウトの惣菜屋があります。
このお惣菜屋さんのパエージャはなかなかおいしいそうですよ。写真でご覧のようにお店のカウンターで
食べることもできます。
また、中央市場の周辺には気軽に入れるバルやカフェがたくさんあり、いつも観光客や地元の人で賑わっています。
営業時間は7:30から14:30まで。但し、13:00過ぎに行くと既に店じまいしているところもあるのでご注意を。
お向かいには世界遺産のラ・ロンハがあり、大聖堂や市役所広場からも近い町の中心に位置するので、
バレンシア散策の一日を中央市場から始めてはいかがでしょう。