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釧路の幣舞橋界隈を歩いていると、歌人、石川啄木にまつわるものを目にします。
歩道のカラーブロックに埋め込まれた切り絵付きの歌です。
石川啄木は、旧・釧路新聞社(現・北海道新聞社)の記者として釧路に76日間滞在しました。
この歌は、啄木が釧路駅に降り立ったときの情景を歌ったものです。
「さいはての駅に下り立ち 雪あかり さびしき町にあゆみ入りにき」
釧路市内のあちこちに25もの歌碑があります。
これは「旧釧路停車場跡」に立っている歌碑。
「浪淘沙(ろうとうさ) ながくも声をふるはせて うたふがごとき旅なりしかな」
【旧釧路停車場跡】
北海道釧路市幸町9-1(釧路市交流プラザさいわい前)
アクセス: JR釧路駅より車で約5分、徒歩で約10分
JR釧路駅方面から釧路川へ向かっていくと、商業施設の「釧路フィッシャーマンズワーフMOO」とEGGがあります。
釧路川左岸から見たMOOとEGG(写真中央の建物)。
MOOの1階は主にお土産や魚屋さんが入っており、2階・3階はレストランです。
EGGは「Ever Green Garden」の略称です。
ガラス張りの丸い建物のEGGでは、一年を通して緑や花を楽しめます。
この日は日曜で「和商市場」が休業だったので、MOOの魚屋さんをめざしました。
大きな垂れ幕に引かれて行くと、"塩蔵熟成干し"という方法で72時間干した「さんまのいちばんぼし」に遭遇。
パッケージの☆型が印象的で、パリパリの皮とやわらかな身、ほどよい脂の乗りがおいしい一夜干しサンマです。
「さんまのいちばんぼし」(一尾262円)を販売しているのはMOO内の「釧路北匠」さん。
気さくな店長さんが対応してくれました。
釧路北匠さんで見つけたおいしいお土産。
北海道名物の「飯寿司(いずし)」です。
飯寿司は野菜が入った"なれずし"で、ハタハタ、鮭、ホッケ、ニシンなどの飯寿司があります。
この飯寿司↑は北海道紋別市で作っており、個人的にはカナリの飯寿司が一番好きです。
釧路産のサバや羅臼産のホッケ、種類豊富なカレイなどオススメの魚がズラリ。
釧路のサバは関サバよりおいしい!といわれるほどで、最近の釧路(2013年度)はサバの水揚げが増えています。
地方発送もできるので、釧路の魚屋さん、一度はのぞいてくださいね。
【釧路フィッシャーマンズワーフMOOとEGG】
北海道釧路市錦町2-4
TEL: 0154-23-0600
MOO1階営業時間: 通常 10:00 ~ 19:00
7月・8月 9:00 ~ 19:00
12月31日・1月2・3・4日 10:00 ~ 17:00
MOO全館定休日: 1月1日
http://www.moo946.com/
アクセス: JR釧路駅より車で約5分、徒歩で約15分~20分
今度は釧路川から徒歩約20分のところにある「米町公園」の展望台。
展望台から見た景色。真っ青な空とまぶしい太陽が気持ちよく、釧路らしい冬のお天気です。
米町は、釧路市発祥の地です。
そして米町公園の入り口にも石川啄木の歌碑が。
「しらしらと氷かがやき 千鳥(ちどり)なく 釧路の海の冬の月かな」
時間に余裕があったら、JR釧路駅から米町公園界隈をめざして歩いてみてください。
啄木の歌碑を見つけたり、冬にはきりりと締まった空気とまばゆい太陽、夏には心地よいひんやりとした空気の中で散策を楽しめます。
【米町公園】
北海道釧路市米町1-2
アクセス: JR釧路駅より、くしろバス「たくぼく循環線」で「米町公園」停留所下車(所要時間約10分)
JR釧路駅より徒歩約31分