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北海道の総鎮守、「北海道神宮例祭」が6月14日~16日の3日間、行われました。
「江差姥神大神宮(うばがみだいじんぐう)渡御祭」(江差町)、金刀比羅(ことひら)神社例大祭(根室市)とともに、北海道三大祭のひとつです。
16日(日)には、横笛などのお囃子とともに、4基の御輿と維新勤王隊などの行列が札幌市内中心部を練り歩きました。
午前9時に北海道神宮を出発したお神輿は、中央区南2条東3丁目にある頓宮をめざし、午後4時50分に再び北海道神宮へ戻ってきます。
この日は、北海道神宮の第一鳥居を過ぎたところで行列を待ち受けました。
札幌の幹線のひとつ、「北1条通」は、片側が通行止めになり、道の両側には大勢の人が集まっています。
北海道神宮へ向かう車の中から手を振っている人にも応えています。
天狗のお面をかぶった猿田彦。
北海道神宮で祀られている明治天皇・大国魂神(おおくにたまのかみ)・大那牟遅神(おおなむちのかみ)、少彦名神(すくなひこなのかみ)の鳳輦(ほうれん)です。
行列は総勢1200人にものぼるそうです。
神宮の第一鳥居から第二鳥居までは、坂道です。
馬車を引く馬も、一度止まると登るのが大変で、沿道からは「がんばれ~!」の掛け声も響きました。
1878年(明治11年)から始まった御輿渡御。
このときばかりは札幌の街も、ひととき平安の絵巻物のようです。
古式ゆかしい装束の一行が通り過ぎると、札幌はようやく夏を迎えます。
【北海道神宮例祭】
6月14日 宵宮祭
6月15日 例祭
6月16日 御輿渡御
【北海道神宮】
札幌市中央区宮ケ丘474
TEL: 011-611-0261
※地下鉄東西線「円山公園駅」より徒歩約15分
http://www.hokkaidojingu.or.jp/