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英国の「ご飯もの」朝食・ケジャリーは仄かなカレー風味

小野 雅子

小野 雅子

イギリス特派員

更新日
2015年10月18日
公開日
2015年10月18日
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旅先では、朝ご飯もお楽しみの一つですよね!特にホテル滞在だとビュッフェ式の朝食をいただく事が多いから、もう朝からよりどりみどり。何を選ぼうかなぁって、嬉しい悩みだったりします。

食いしん坊の私は、つい多めに取りすぎて朝からお腹一杯!になりがち。するとお昼になってもお腹が空かない事がよくあるので、考えようによっては観光にタップリ時間が費やせて効率的かもしれません。笑

でもビュッフェだけでなく単品でも注文できる場合には、ケジャリーもお勧め。カレー風味の雑炊状ご飯に、燻製のタラ(またはサーモン)と卵を加えたものが一般的です。下の写真は、以前チェスターのグロヴナー・ホテルで頂いたもの。

大きめのタラの下には、ざく切りのゆで卵を混ぜた仄かなカレー風味のご飯。汁気が多くて熱々なので、身体が温まりました。

元々はインドでお米やレンズ豆を主に使ったキチリまたはキチャリという料理を、植民地時代に滞在していた英国人が母国にも広めたのが由来。でもヴィクトリア時代の人々は本格的スパイシーなカレーはまだ苦手だったようで、クリームや卵を加えてマイルドに仕上げたレシピが今でも受け継がれています。

こちらはホテルではなく、「ジ・ウォルズリー」というピカデリーにあるカフェ。

ここでも朝食タイムには、メニューのひとつにケジャリーがあります。

こちらのケジャリーは、燻製タラがご飯に混ぜ込んであるタイプ。そして半熟のポーチト・エッグがとろ~り・・・。色でも分かると思いますが前出のものより更にスパイシーで、私はこっちの方が好みでした♪

ここは週七日、朝から深夜まで営業していますが、朝食メニューは11時半まで。ザ・リッツ・ホテルの隣にあって分かりやすい場所だから、朝からピカデリーやグリーン・パーク周辺を散策した時などに、一度このケジャリーを召し上がってみませんか?

(今月のお題:ご飯もの)

「ジ・ウォルズリー」

The Wolseley, 160 Piccadilly, London W1J 9EB

Tel: 020 7499 6996

月~金 07:00-24:00

土 08:00-24:00

日 08:00-23:00

最寄り地下鉄駅:グリーン・パークまたはピカデリー・サーカス

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