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どのように表記法が変わるかといいますと、例えば<ソウル市江南区三成洞58-1>だった住所が<ソウル市江南区鶴洞路2>に変わります。
街のあちらこちらにはそのストリートの名前を記す表示板がつけられ、そのストリートの名前がそのまま住所(〜区までは変わらず、‘洞’という表記のところからストリートの名前となる)となります。
私も今まで住所表記が変わるといった経験がないので、いまだピンと来ないというか、これで本当に郵便物などが届くのだろうかといったちょっとした不安などもあるのですが、施行された初日には地元の人たちも少し混乱ぎみだったようです。行政自治部のその日のホームページには、初日だけでもいろんな質問があげられており、ある人は“外国に郵便物を送る際の英語表記はどうなるのか?新しい住所を書いてまったく別のところに送り返されるのではないか?”などの質問や、“全国に数え切れないぐらいのストリート名があるのに、これからどうやってそれを調べたらいいのか?”などの疑問などがあげられていました。
国民への情報提供不足もあるのは事実のようではありますが、国家としては今までの住所表記による位置不明のために必要だった年間約4兆3000億ウォンが節約され、さらに位置が明確になることで救急サービスなども大幅に向上するということです。
韓国語のみですが、新しい住所検索サイト(www.juso.go.kr)で新しい住所の確認ができるようになっており、2011年までは今までの住所も同時に使用可能だということなので、地元の皆さんも少しずつ慣れていくことができるのではないでしょうか。
今韓国で話し合いが続けられているFTA(自由貿易協定)を見ててもそうですが、韓国は本当に早いスピードで時代が移り変わっていっているのを感じています。