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ベルギーのブリュッセルで連続爆破テロが起こってから、一週間が経ちました。実は私、事件の数日後にはヒースロー空港へ行ったんですよ。というのも地下鉄ピカデリー線が全面ストしちゃって、路線バスで通勤する為に空港にあるバス・ターミナルで乗り換えたのです。
通勤手段としての必要に迫られていたとはいえ、同時にベルギーでのテロ事件後のヒースロー空港の様子も確かめておく事ができました。
それで、結論から言うと・・・普段と全く変わらなかったです!数人の警官を見たのはいつもの事だし、人々の様子や雰囲気も特に緊迫感などもなく平常通りでした。報道によるとベルギーのテロ事件後はセキュリティ体制を強化したそうですが、表面的には通常営業という感じ。
他のヨーロッパ諸国の空港に比べて元々ヒースロー空港は以前からセキュリティが厳しい、というのもあると思います。それに映画のジェームズ・ボンドでお馴染みのMI5やMI6も今はテロリズム対策中心になっていて、インターネット通信などの諜報によって画策者たちを事前に逮捕した、という事なども時々報道されています。
1980年代~1990年代を中心にIRA(アイルランド独立闘争軍)による事件も多かったイギリスでは、テロ行為に対する警戒心というのは常に存在していましたし、これからもそうでしょう。必要以上の恐怖に怯えて社会がパニック状態になったら、それこそテロリストの思うツボ。ヒースロー空港でも、その脅威に屈しない姿勢を強く感じました。