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甘エビ押し寿司“あまえびまつり”の道北・羽幌町「羽幌鮨処 なか川」

市之宮 直子

市之宮 直子

北海道特派員

更新日
2014年10月16日
公開日
2014年10月16日
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夕日と甘エビの町、羽幌町にある「羽幌鮨処 なか川」。

札幌で修行した大将が地元・羽幌町に開いた寿司店です。

地元の材料を使った一品料理もおいしいお店です。

以前、タイミングが合わず食べられなかったので、今回はリベンジ。

若き大将、中川さん。

お店はとてもシックなデザインで、カウンター、テーブル席、小上がりとも、とても落ち着きます。

羽幌町および近隣に揚がる新鮮なネタが並びます。

コースでいただく一品目。

新鮮でひと手間かかったお刺身は、ひと口で違いがわかります。

ほどよく〆た昆布じめ鯛の絶妙な触感。

なかでも感動したタコ刺しは、中は生、外側だけ火が通っています。

エビの味が凝縮したエビ豆腐。

一品料理も、ひと口で納得のおいしさ。

今夜はリベンジ成功を祝い、スーパードライで乾杯。

希少なエビが揚がることでも知られる北海道日本海側・羽幌町。

こちらはブリと“ゴジラエビ”。

北海道ではゴジラエビと呼んでいますが、正式名称は「イバラモエビ」だそうです。

鎧兜を着ているようなゴツい見かけですが、

味はボタンエビのようです。

エビの殻もパリパリに焼いてあり、殻もいただきました。

香ばしくておいしいです。

同店オリジナルのエビの押し寿司「あまえびまつり」。

羽幌町は、甘エビの水揚げ日本一です。

その甘エビをふんだんに使っており、寿司飯と同じ高さの甘エビの量にびっくり。

とても甘い甘エビの押し寿司は、塩でいただきます。

甘エビの味が引き立ち、いくつでも食べられます。

エビ尽くしついでに、「甘エビ酒」。

丸ごと炙ったエビが入ったお酒は、エビのだしがしっかり出ています!

続いて「八角のあられ揚げ」。

いつもはお刺身でいただきますが、あられを衣にカラリと揚げた香ばしい八角も美味。

釧路では、よく見かけました。

クジラのベーコンです。

ネギ、とうがらしといただくクジラベーコンは、さっぱりしてこれまた美味。

そしてお待ちかねの生寿司。

ウニ、サバ、イカなどどれも新鮮かつ甘みがある絶妙なおいしさです。

先ほどあられ揚げでいただいた八角を今度はお寿司で。

生もやはりおいしいです。

生寿司と一緒にいただいた「舞茸の土瓶蒸し」。

ぎんなんも入っています。

この上なく滋味深い味を心ゆくまで味わいました。

最後はデザート。

梨・柿・ブドウの秋果実です。

デザートにふさわしい甘いフルーツで、

地元の味を堪能した羽幌の夜を〆ました。

今回、おまかせコース(飲み物別)をお願いしました。

地元産のエビ料理や季節のお料理、そしてお寿司と

どれをとっても、そのおいしさに驚きの連続でした。

羽幌町に住んでいる方がうらやましいです。

コースはひとり4,000円から千円刻みで設定できるので、

予算にあわせて注文してください。

金曜の夜に行きましたが、満席だったので予約をお忘れなく。

「羽幌鮨処 なか川」は営業は夜のみのため、

行かれる場合は、すぐ近くの「はぼろ温泉サンセットプラザ」に

宿泊されることをお勧めします。

【羽幌鮨処 なか川】

北海道苫前郡羽幌町南大通1-27

TEL: 0164-62-6686

営業時間: 17:00~22:30

定休日: 日曜日(月曜が祝日の場合、日曜営業、月曜休み)

席数: 36席(カウンター9席、テーブル席2、小上がり2)

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札幌から羽幌町までのアクセス

・車で札幌より道央自動車道経由「深川JCT」→深川留萌自動車道経由「留萌幌糠IC」より国道233号線・国道232号線(日本海オロロンライン)

・車で札幌より国道231号線・国道232号線(日本海オロロンライン(海岸線)経由)

・バスで「札幌駅前ターミナル」より沿岸バス特急はぼろ号乗車、「本社ターミナル」下車(所要時間約3時間10分、同店まで徒歩約3分)

※羽幌鮨処なか川は、オロロンライン沿い、北海道銀行羽幌支店斜め向かい

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