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北海道東部で食べられている「でんぷん団子」とは?

市之宮 直子

市之宮 直子

北海道特派員

更新日
2015年11月27日
公開日
2015年11月27日
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北海道の郷土料理。

代表的なものには「石狩鍋」「ちゃんちゃん焼き」

「ジンギスカン鍋」などがあります。

一方、北海道は開拓時代に日本各地から

入植者がやってきた歴史背景があります。

これにより、お正月のお雑煮をはじめ、

地域で共通というより、各家庭で異なるレシピの料理が

意外と多いように思います。

そのようななか、主に北海道東部で食べられている

郷土料理のひとつが「でんぷん団子」。

私は数年前に初めて知りました。

Potato starch pancake"denpun dango" which is local sweets in Eastern Hokkaido

北海道特有のじゃがいも料理として、

「いも団子」が知られるようになり、

最近、北海道では居酒屋のメニューにもなっています。

同じく昔から豊富に採れたじゃがいもを利用した

昔ながらのスイーツが「でんぷん団子」です。

澱粉を使うことで、より保存が利く食べ方として

考案されたようです。

材料は、じゃがいも澱粉と「甘~い煮豆」!

作り方は、煮豆を作る際にできる"煮汁"と煮豆、

澱粉、塩少々をよく混ぜます。

さらに熱湯を加えてよく練ります。

油を引いた鉄板やフライパンで焼くとできあがり!

味の決め手は甘い煮豆。

でんぷんのもっちり感が加わり、

とても食べごたえがあります。

焼き立ての熱いでんぷん団子の

香ばしさもおいしさの秘密です。

豆もじゃがいもも、北海道・道東地区の

主要農産物のひとつ。

お赤飯にも甘納豆、という

北海道の地域性も伺えるようなおやつです。

「でんぷん団子」は家庭料理ですが、

最近は道東のお祭りの屋台や、

通信販売を行っているところもあります。

機会があったら、北海道の昔ながらのスイーツ、

「でんぷん団子」を食べてみてください。

(11月お題"豆料理")

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