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雪の大原、宝泉院。額縁庭園の眺め。

Akio

Akio

京都特派員

更新日
2014年12月20日
公開日
2014年12月20日
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雪の日、大原・宝泉院に向いました。

雪の上の舞い落ちた紅葉は、冬が来た事を教えてくれています。

三千院を過ぎ正面に見えるのは勝林院。

後方には、雪景色の大原の山々が見えます。

勝林院から少し左に入ると宝泉院。

大原は山に囲まれた所。

良暹法師の和歌。

「さびしさに 宿をたち出でて ながむれば いづくも同じ 秋の夕暮」。

※ 通釈

「あまり寂しいので庵を出て、あたりを眺めれば、どこも寂しさに変わりはない

秋の夕暮であった。」

和歌は、良暹法師が比叡山延暦寺から、大原の里に移り住んだ頃(990頃~1060頃)に

詠まれたものと言われています。

この和歌が詠まれた頃の大原は、さぞかし静かな世界だったのでしょうね。

宝泉院に入りました。

客殿はオープンエアー。

大原の冷気が伝わって来ます。

暖かい抹茶とお菓子を頂きました。

客殿に広がる額縁庭園の眺め。

赤もうせんの向こうに広がる白い世界。

「この寺の 竹の枝間を うちこして 吹き来る風の 音の清さよ」

客殿正面には、樹齢七百年の五葉松。

明治~昭和期の詩人 高浜虚子は、

「大原や 無住の寺の 五葉の松」と、詠んでいます。

宝泉院は、1999年・夏・JR東海「そうだ京都に行こう」の中で紹介されていました。

ポスターの言葉は・・・・・・・

「三千院。実行院などの寺院を訪ね歩く道のつきあたりに、ひっそりと姿を現します。

柱を額縁に見立てた額縁庭園で、ゆっくりと目と耳を遊ばせて下さい。

鮮やかな緑と樹齢七百年の五葉松。

縁側で頂く御抹茶と和菓子。

この庭園の名は、盤垣園(ばんかんえん)「立ち去りがたい」と言う意味だそうです。

京都市営・京都バス大原下車徒歩10分。

この辺り、畑や茅葺屋根も残るまさに「大原の里」です。」

・・・・・・と綴られていました。

雪の大原・宝泉院。

まさしく「立ち去りがたい」景色が広がっています。

《宝泉院》

〇 京都市左京区大原勝林院町187

〇 拝観料 一般800円 (お抹茶・和菓子付き)

〇 拝観時間 : 9:00~17:00

※「そうだ京都、行こう。」の言葉お借りしています。

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