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《祇園町の始業式》
七日の日、祇園町では芸妓さん舞妓さんが年の初めに
芸の精進を誓う「始業式」の日。
祇園甲部の歌舞練場では、
芸妓さん舞妓さん、約120人が出席し始業式が行われました。
始業式を終えた芸妓さん舞妓さんが、歌舞練場から
次々と出て来ました。
これから芸妓さん舞妓さん達は、日頃お世話になっている
お茶屋さんや置屋さん等へ挨拶廻りに向います。
《華やかな芸舞妓さんで祇園町に春が来た》
元旦から寒い気温の京都でしたが、
120人からの芸妓さん舞妓さんの挨拶まわりで、祇園町は一気に新春ムード。
芸妓さん舞妓さんが町をまわると、道行く人もみんな笑顔になります。
芸妓さん舞妓さんのPowerは凄いですね。
お茶屋さんへのご挨拶。
一力茶屋さん。
「おかあさん、おめでとうさんどす。
ことしもよろしゅうおたのもうします」
四条通りを渡って末吉町へ。
《実りの多い稲穂のかんざし》
この日の着物は、黒紋付きの正装に、
実りの多い一年を願う稲穂のかんざし。
舞妓さんの、稲穂のかんざしは右に。
芸妓さんは、稲穂を左にさしています。
「おかあさん、おめでとうさんどす。
ことしもよろしゅうおたのもうします」
お茶屋さんや置屋さんへの挨拶が続きます。
こちらは、祇園白川に続く切り通し(きりとおし)の小路。
切り通しは東山の南北の通りの一つ。
白川南通から末吉町通の間の、狭い路地のような通りですが
石畳と風情のある景色が広がっています。
切り通しの小路が見える巽橋で待っていると
次々と芸妓さん舞妓さんが通ります。
華やかな芸妓さんの黒紋付姿。
模様は新春を彩る、琳派波模様。
舞妓さんの、だらりの帯の艶やかな事。
この日の祇園町は、まさしく春が来た様でした。
芸妓さん舞妓さんの新年の挨拶回りでした。