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風俗博物館の続きです。
風俗博物館では、平安時代の貴族の生活が、4分の1スケールの
寝殿造の模型と人形で見事に再現されています。
展示は年二回変わり、一月からは新しい展示になっています。
「元服」 「六月祓」 「偏つぎ」 「賀茂祭」が再現されていました。
まずは、「元服」。
西本願寺近くに建つ風俗博物館のある場所は、
かつて源義経が静御前と共に過ごした「六条堀川館」のあった場所。
この地で、源頼義以下、為朝、義朝と
代々・・源氏は、この地で暮らしていました。
義経も又、この地で暮らしていたそうです。
展示は、当時の元服式の様子を再現しています。
凛々しい鎧兜。
続いて「六月祓」。
祓(はらえ)とは、けがれを祓う為、人形(ひとがた)を作って水に流して
けがれを祓いました。
こちらは解縄で行われた祓(はらえ)。
続いて「偏つぎ」。
偏つぎは、漢字の偏と旁(つくり)に分かれた札を使った遊び。
漢字の知識向上の遊び。
ラストは、「賀茂祭」。
賀茂祭とは、現在の葵祭。
平安時代、「祭」と言うと賀茂祭の事をさしていました。
賀茂祭は、祭りに関わる全ての人達から、社殿の御簾・牛車に至るまで
全てに葵の葉を付けて飾ることから、「葵祭」として今日に至っています。
風俗博物館、一月からの新しい展示風景でした。
《風俗博物館》
〇所 京都市下京区西中筋六条下住吉42(井筒法衣店5階)
〇時間 9時00分~17時00分 (日曜・祝日はお休み) 500円。
〇アクセス JR京都駅から市バス9番、西本願寺前下車徒歩約3分
阪急電車・四条大宮駅から市バス28番、西本願寺前下車すぐ
地下鉄烏丸線五条駅下車 徒歩約15分