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滋賀県大津市歴史博物館で開催されている、(3月7日(土)~4月12日(日))
江若鉄道の思い出展に行って来ました。
「江若鉄道」とは、46年前びわ湖の西側を走っていた鉄道です。
江若鉄道の名の由来は、浜大津から今津までの鉄道で、
滋賀(近江)と福井の(若狭)をつなぐという意味から、それぞれの一字をとって
その名が付けられました。
大正10年に三井寺-坂本間が、昭和6年には浜大津-今津間が開通しましたが、
若狭まで延伸は実現することなく、昭和44年(1969)に廃線となり、
五年後の昭和49年(1974)に開業したJR湖西線に
その役割を譲り、約50年の歴史を終えています。
運行当時の江若鉄道は、浜大津-今津間51キロを
約1時間半で結んでいました。
現在、JR湖西線の西大津-今津間の所要時間は約40分ですから、
約2倍の時間がかかっていたことになります。
「江若鉄道の思い出展」では運行当時の様子を伝える写真や、
沿線パンフレットなどの様々な資料と共に、
素晴らしいジオラマが展示されていました。
懐かしい駅舎は、浜大津駅三井寺駅や白鬚駅が
再現されていました。
↓は浜大津駅。
駅前には京阪バス。
緑の電車は、京阪電車京都線。三条京阪へと走っています。
昭和44 年(1969)に廃線になった、江若鉄道。
46年余が経過した今も、多くの人々に
語り継がれている鉄道です。
僕は滋賀で生まれて故郷を離れるまで、江若鉄道のお世話になりました。
江若鉄道の思い出は、故郷の思い出と重なります。
懐かしい色の列車。
木造の駅舎を見ていると、遠い記憶が蘇って来ました。
通学も、故郷を旅立つ時も、帰省する時もこの鉄道でした。
びわ湖畔の駅。白鬚駅。
線路はびわ湖のすぐ近くを走っていて、
車窓の向こうには、びわ湖と白鬚神社の鳥居が見えました。
この色の電車は京阪電車で、浜大津から京都三条京阪に走っている電車。
江若鉄道から乗り継いで、京都へと向かいました。
江若鉄道の思い出展。
車窓から見えた、びわ湖や比良の山々を思い出しました。
≪江若鉄道の思い出≫
○大津市歴史博物館 企画展示室B 滋賀県大津市御陵町2番2号 TEL077-521-2100
○平成27年 3月7日(土)~4月12日(日)
○期間中の休館日 月曜日(3月9・16・23・30日、4月6日)
○一般:400円 高校・大学生:300円 小中学生:無料
○アクセス 電車
京阪電鉄石坂線「別所」駅下車徒歩5分
JR湖西線「大津京(旧:西大津)」駅下車徒歩15分
JR琵琶湖線「大津」駅から京阪バス10分「別所」下車
○ 車 駐車場有