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嵐山・宝厳院。目に優しい緑の世界。

Akio

Akio

京都特派員

更新日
2015年6月21日
公開日
2015年6月21日
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嵐山の宝厳院へ、青もみじと六月の景色を訪ねて来ました。

宝厳院は天龍寺の塔頭で、もみじの美しい寺院です。

以前は非公開で、道路から屋根越しに見えるモミジを見て

庭園には、どんなもみじの世界が広がっているかと、

想像を膨らませるだけでしたが、2002年より特別公開されるようになりました。

今は春と秋の二回特別公開されていて、秋はライトアップも行われます。

春の特別拝観は6/30日まで。

青もみじのトンネルを歩くと、茅葺屋根の受付が見えました。

茅葺き山門をくぐると紫陽花が、「こんにちは」。

宝厳院の庭園は、嵐山の借景を巧みに取り入れた回遊式山水庭園で、

江戸時代の名所案内「都林泉名勝図会」にも紹介された名庭です。

春には新緑と枝垂れ桜、秋は紅葉を楽しめます。

青もみじと苔の美しい景色に半円の竹垣の小路が続きます。

竹垣の名は豊丸垣。

垣根越しに咲く、桔梗の花。

六月の今は、雨に洗われた青いもみじと苔が綺麗です。

宝厳院は広い庭を持つ寺院で、庭園の中を円を描くように

道が続いています。

続いて、紫陽花。仏教詩人坂村真民さんの詩、『あじさいの花』を思います。

『あじさいの花』

まるくまるく

形のよいものに

なろうとする

やさしい心の

あじさいの花

きのうよりも

きょうと

新しい色に

なろうとする

雨の日の

あじさいの花

庭園を進むと、無畏庵(むいあん)が見えました。

ここは、お茶処。

赤いもうせんと和傘。

青もみじの美しい景色が広がっています。

この時期は、苔の色が綺麗ですね。

六月の雨に洗われた苔。

とても綺麗です。

庭園には、桔梗や紫陽花と共にサツキや半夏生も咲いています。

サツキに舞う蝶。

六月の宝厳院。

目に優しい緑の世界が広がっています。

春の特別公開は六月三十日まで。

≪天龍寺塔頭 宝厳院・春の特別公開≫

○日時 2015/3/20(金)~6/30(火) 9:00~17:00(受付終了)

○住所 京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町36

○交通

京都駅からJR山陰本線「嵯峨嵐山駅」から徒歩15分。

京都バス71・72番で「京福嵐山駅前」から徒歩10分。

市バス28番で「嵐山天龍寺前」から徒歩10分。

京福電鉄「嵐山駅」から徒歩10分。

阪急嵐山駅から徒歩15分。

○拝観料 大人500円 小中学生300円(本堂は別途参拝料が必要)

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