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この季節、嵯峨野には案山子さんが並んでいます。
ここは、酒米を作る田。
案山子さん達は、鳥から稲を守っています。
あぜ道を見ると、沢山の彼岸花。
彼岸花は不思議な花ですね。
この花は、彼岸の頃になると、土手からニョキニョキと生えて来ます。
ヒガンバナは縄文時代に稲作とともに渡来したそうで、以来・・人の手によってあぜ道に植えられて広がりました。
あぜに植えるとあぜの土が、しっかりと固まるそうです。
また球根には毒があり、小動物避けにもなると言われています。
秋の日、あぜ道を彩る様に咲く彼岸花。
暫くすると、全て散って見えなくなってしまいます。
それからは、花も葉もない時期が長く続く不思議な花です。
嵯峨野からの帰り道、西京区・長恩寺さんの山門前には
ありがたい言葉が見えました。
「実るには 天地の恵み 人の精進」。
連休が終わり、九月も後半へと入って行きますね。