キーワードで検索
10月18日、東山区の即成院(そくじょういん)で行われた
二十五菩薩お練り供養法会に行って来ました。
二十五菩薩お練り供養法会は、国の重要文化財に指定されている
阿弥陀如来像と二十五菩薩像を祀る即成院の法要です。
極楽浄土に見立てた本堂と現世に見立てた地蔵堂、
その間に長さ50メートル、高さ2メートルの橋が渡されています。
来迎和讃が境内に響くと、厳かな雰囲気の中、二十五の菩薩が
橋の上をゆっくりと練り歩いて来られます。
その姿は阿弥陀如来の来迎によって極楽浄土へと
導かれる様子を表しているとの事。
人がこの世を去る時、極楽浄土から阿弥陀如来とその一行が
“来迎”すなわちお迎えに来て、亡くなる人を救って
浄土へと導く様子を表現するのが練り供養の行事だと言われています。
この行事は、人々の浄土への信仰が背景にあり、
平安時代から続いているそうです。
僕は京都に長く住んでいますが、初めて「二十五菩薩お練り供養法会」を
拝見しました。
次々と歩いて来られる菩薩様。
とても荘厳で神秘的な「二十五菩薩お練り供養法会」に、
ただただ、見入ってしまいました。
《即成院》(そくじょういん)
〇 所 〒605-0977 京都府東山区泉涌寺山内町28
〇 アクセス JR奈良線・京阪電車「東福寺」駅下車 徒歩約10分
市バス「泉涌寺道」下車 徒歩約5分
〇拝観時間 9:00~16:00