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平安神宮・神苑では4月7日(木)、8日(金)、
9日(土)、10日(日)の4日間
「紅しだれコンサート2016-こころのふるさと-」が行われていました。
(京都新聞社主催・JR東海特別協賛)
『2016紅しだれコンサート』。
4日間の出演アーティストの方は曜日毎に変わり
演奏は毎夜二回行われます。
1回目は、午後6時40分~7時20分。
2回目は、午後7時50分~8時30分。
夕暮れから夜空に変わり行く空。
見上げると、紅枝垂れは満開。
降り注ぐ枝垂れ桜。
正式名称は「八重紅枝垂桜」。
色は紅色、花は八重。
平安神宮・苑内には約250本の桜がありますが、
そのうち150本が紅しだれ桜です。
紅しだれコンサートは、毎年四月の同じ様な日に行われる
四日間限定のコンサート。
紅枝垂れ桜の事を文豪・谷崎潤一郎さんは、
小説『細雪』の中で
「忽(たちま)ち夕空にひろがっている紅(くれない)の雲」
の様と表現されています。
今年も咲いた桜の花。
桜は見頃の時が短くて、でもその儚さが心に残りますね。
紅しだれコンサートは、神苑を巡りながら聞くコンサート。
座る椅子や席もありません。
立ちながら、栖鳳池の畔で聞きます。
紅枝垂れコンサートは、毎年リピーターの人が多いです。
池の畔で音楽を聞いていると、
春が来た事や一年が過ぎた事など
いろんな思いも巡ります。
「紅しだれコンサート2016-こころのふるさと-」。
心に響く桜と音楽の夜でした。