キーワードで検索
毎年10月第2週末に行われるモンマルトルのブドウ収穫祭。今年も盛大に行われています。モンマルトルの丘には、小規模ですがワイン畑が残っています。その恵みをお祝いするイベントです。現地では、パリ市内で収穫・醸造されたパリ産ワインの試飲(有料)や購入も可能です。
ワイン関連のイベントの他には、サクレクール寺院からテルトル広場にかけて、ワイン、地ビール、ソーセージ、フォアグラ、サンドイッチ、チーズなど、フランス各地の特産品を売る屋台が並びます。モンマルトル地区の商店や公共施設、住民が一丸になって行う、年に1度の大きな催しです。
サクレクール寺院周辺は、普段から観光客が多い地区ですが、イベント中はさらに人出が増します。屋台が並ぶ通りには、この通り人、人、人! 現地で飲み物とつまみを調達して、お祭りの雰囲気を楽しみながら1杯飲んでもいいですね。
人々もソーセージや生牡蠣にワインを合わせ、肌寒くなったパリの空気を楽しんでいました。秋の味覚、焼き栗も売っています。食べ歩きにはぴったりのイベントです。
お祭りの雰囲気は概ね例年通りですが、テロの影響もあり今年は警備が一段と厳しくなっています。屋台が並ぶ場所へは荷物のチェックポイントが置かれ、自由に出入りできません。また毎年、収穫祭の締めくくりを飾っていたサクレクール寺院の花火大会も、今年は中止になりました。
警備は強化されていますが、パリっ子の楽しみ方は変わりません。これからフランスは、食べ物がおいしい時期に突入します。