一年待ち続けた紅葉。真如堂

２０日の真如堂。

真如堂は、左京区浄土寺真如町にある、比叡山延暦寺を本山とする

天台宗の寺院で、寺名を真正極楽寺と言います。

曇り空の中、鮮やかな紅葉が映えていました。

真如堂は山門をくぐると、本堂に続く参道が真っ直ぐに伸びていて

石畳の参道を覆う様に、もみじが枝垂れています、

深まり行く秋の真如堂。

真如堂へは、市バス錦林車庫からも近くて、徒歩10分の距離です。

錦林車庫の、「錦林」と言う名の由来ですが、この辺りは かつて深い森と小山の一帯でした。

秋の紅葉の時を迎えると、辺りは錦の織物のように美しい所から、

錦林と呼ばれるようになったと伝わっています。

真如堂の紅葉は、もみじや楓と共に、桜や銀杏や常緑樹の紅葉した風景は

圧巻です。

真如堂の四季。

それは、雪の日。春の日。

青もみじの日。

夏の日。萩の日。

そして今は、紅葉の時。

今、木々は一年で一番華やかな時を迎えています。

境内の紅葉前線は、これから11月後半に向けて

次第に奥の方へと移り、本堂裏へと移って行きます。

「青もみじ 美しき所 紅葉 更に美しき」

一年待ち続けた紅葉。

見頃を迎えた真如堂の紅葉でした。

≪真如堂≫

○所 京都市左京区浄土寺真如町82

○アクセス 市バス 5,27,203,,204番系統で「真如堂前」下車、西へ徒歩10分。