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パリをのターミナル駅であるリヨン駅とオステルリッツ駅。セーヌ川を挟んで隣り合う両駅の乗り継ぎは、パリ市内でも面倒な場所の1つでした。シャルル・ド・ゴール橋によってつながる2駅は歩くと10〜15分。歩くにしては少し距離があり、タクシーを使うには近い。バスもありますがすぐ来るとは限らず、地下鉄も直接連絡はしていません。
そんな両駅をつなぐ新しい公共交通機関として2017年4月7日まで、小さな無人小型バス「EZ10」が試験運行を開始しました。
バスは全6座席の小規模なもの。毎日14〜20時の時間帯に運行しています。料金は無料。動力は100%電力です。リヨン駅、オステルリッツ駅両側から運行され、中央で交差しつつ反対側まで走ります。路線は一本道ですが、中央部分のみ交差するために、道の幅が2列になります。交差時は反対側から来る車両を認識しつつ、自動で交わしすれ違います。速度は人が歩く速さより少し早い程度です。
現時点では試験走行の段階ですが、近い将来新しい交通システムとして、本格デビューする日も近いかもしれませんね。