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1月の最終週からアーモンドの花が美しいイビサです。花見時に木の下でお弁当を開ける習慣はアジア特有なのでしょうね。それでも花を愛でる気持ちはどこでも同じ。フルムーンウォークという、満月の光に照らされる花を楽しむツアーもあります。今日は花の村、サンタ・イネスでのお薦めです。
サンタ・イネスは島の北西に位置し、お隣のサン・アントニオとは全く雰囲気の異なるアーモンド畑の村です。1812年に建てられた教会のすぐ横にあるバル、カン・コスミ(Can Cosmi)は、お花見の時期はなかなか予約がとれない程賑わいます。
カン・コスミの開業は1951年。建物の右側がお店、左側はバルになっています。昔から地元の人に親しまれてきたお店です。バルでのお薦めは田舎風オムレツ(Tortilla Payesa / トルティージャ・パイエサ)。スペインオムレツを食べ慣れている私もここのオムレツには感激しました。
カン・コスミの横から、村をちょうど一周できる道が続いています。車の行き違いができる幅はありませんが、車で回る人、自転車の人、歩く人と様々です。教会の近くに駐車場があるので、そこに車を置いて歩くのが良いと思います。
1.教会 2.カン・コスミ 3.天の扉 4.エス・クコンス
教会から1.5km程のところに、天の扉(Las puertas del cierlo/ ラス・プエルタス・デル・シエロ)という名のレストランがあります。比較的新しいレストランですが、地元のお料理とパエリアが食べられます。そのレストランの横の崖(Ses Balandres/セス・バランドゥレス)から碧い海と真っ白な小島・マルガリータ島が見えます。名前のためか、色のためか、なぜか見えると嬉しくなる島です。
今年はお花畑を眺められる絶好の位置にある、アグロツーリズムのホテル、エス・クコンス(Es Cucons)が多くの人の要望に応えて早々オープンしています。喧騒を離れて、ゆったりと自然の中で過ごしたい方にはピッタリのお洒落なホテルです。とても美しいお料理は地元の野菜やフルーツをふんだんに取り入れたオーガニックな地中海料理です。
アグロツーリズムというのは、元々は農家の人が、旅人に自分の家の空いている部屋を提供してあげるところから始まりました。家の畑から採れた野菜を食卓に出したわけです。それがアグロツーリズムのコンセプトなのですが、イビサの場合その多くは、資本家が古い農家を買い取り手を入れて、とってもラクシュアリーなホテルにしたてあげています。エス・クコンスを初め、お薦めのアグロツーリズムのホテルが幾つかあります。また後日ご紹介したいと思います。
2月ももう終わりです。一年のうちで一番寒い日のあるのは2月ですが、今年は雪には至らず雨の日が多かったです。2年前の雪の日の写真をお見せしましょう。
これは3年前だったと思います。
雪のイビサも綺麗ですよね。
Can Cosmi Tel. 971 805020 夏季11h-23h(食事13h-16:30h/19h-23h)
冬季11h-17h(食事13h-16:30h)
休日火曜日
Las puertas del cielo Tel. 680 964 796 夏季12:30h-17h/19:30h-22:30h
冬季12h-17h
休日月曜日
Es Cucons http://escucons.com/
イビサガイド イビサ・アシスタント 代表 今岡史江 fumie@ibiza-sekaiisan.com