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1999年にユネスコの世界遺産に指定されたのを記念して、城壁と古墳群のあるイビサ市は、毎年5月の第2週の金・土・日曜日にFiesta Mediaval(中世の祭り)というお祭りを催すことにしました。場所は城壁内とその外周。
くねる細い道に沿って屋台が立ち並び、売り子さん達は中世の頃の衣装を纏っています。売られているものもハンドメイドや、ナチュラルなものが多かったり。
中世のお祭り専門の大道芸人がいて、その年によって来る人達は異なるのですが、彼らは昔のお鍋の作り方や、武器の作り方、工芸品の作り方を実演してくれます。
大道芸人達はその他にも、中世当時のお祭りのパレードを実演してくれたり、ベリーダンスを踊りながら街を歩いていたり。
ローマの時代は番犬の代わりに、ガチョウを家の見張りに飼っていたそうです。ガチョウは音に敏感で、小さな音にも反応しグワッグワッと騒ぐからだそうです。
運がよければ、ガチョウの行進が見られます。
売られている食べ物は、子豚の丸焼きや、肉の炭焼き、ケバブ、焼き立てのパン、パエリア、ガリシア風のタコ、アラブのお菓子などが並びます。
様々なハーブやパワーストーン、香りのキャンドルや色々な種類の酢漬け。チーズやチョコレート、手作りのアクセサリーに木製の玩具。毎年ほぼ同じものが売られていると思いながらも、毎年必ず足を運び、人混みの中を屋台を覗きながらタイムスリップしてみる。それ程魅力のあるお祭りです。
行き方のお薦め
行く日のお薦めは、3日のうち、地元の人が仕事をしている金曜日の午前中から夕方にかけてと、土曜日の午前中。(午前は11時頃より)
行き方のお薦めは、お祭りの際にだけVara de Rey(バラ・デ・レイ)という遊歩道の横から出るバスに乗って(下図、バスのマークEs Sotoから左側をさしている赤矢印)城郭楼(Baluard de Sant Bernat)へ行きそこからの景色を堪能し、隣の城郭楼(Baulard de Santa Tecla)を抜け大聖堂の前まで行き、そこから下の正門まで下って歩いていくのが、一番楽です。
一人でも多くの方がいらっしゃって、楽しんでいただけますように・・