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イタリア語で、~屋さん と表現するときに -eriaという語尾をつけることがよくある。
例えば、チョコレート屋さん = Cioccolatteria(チョコラテリア)、
ジェラート屋さん = Gelateria (ジェラテリア)、ピザ屋さん =Pizzeria(ピッツエリア)など。
イタリアで近年、密かなブームでもあるビールにハンバーガーもイタリア流の造語が生まれ、
ビールを中心に扱っているお店や飲食店 = Birreria(ビッレリア)、
ハンバーガ屋さん = Hamburgheria(ハンブルゲリア)という言葉さえ違和感なく耳にする時代になった。
もちろん同じハンバーガーでも美食の国イタリアらしく素材にこだわるお店が大多数。
その中でも今回は、トリノでハンバーガーを食べるならこのお店!という注目のハンバーガー屋さん3店をご紹介。
Fassoneria (ファッソネリア)
店名は、ファッソーネ屋さん!
*ファッソーネとは、伝統的なピエモンテ原産牛で、肉質は、柔らかく一般的な牛の脂肪分が約3%に対し、
わずか 0.5~1%。ヘルシーで牛肉本来の味を堪能できるブランド牛である。
このお店で提供されるお肉は、全てファッソーネ牛 。
店内には、素材となるファッソーネ牛 生産者さんの写真が飾られている。
トリノに2店舗。エミリアロマーニャ進出も決定している。
お昼はお肉が100gでお得なセットメニューあり。夜は、肉増量で150g!肉質に加え食べごたえあり。
BURGHERIA (ブルゲリア)
いわゆるバーガー屋さん。ね?Fassoneriaもそうですが、何にでも -eriaをつけて造語を作っちゃうでしょ?
こちらは、1921年のアメリカ進出から始まり、トリノでも3店舗を展開している。
素材にこだわり、マヨネーズ、ケチャップその他 10種類選べるソースは全て自家製。
オーダー用紙があるので好きなものを選んでオーダーするか、店員さんに口頭で伝えてもよい。
ボリュームは写真からもわかるように高さ10cm超え。こちらはファッソーネ牛のゴルゴンゾーラチーズバーガー。
ちなみに、チェダーチーズを使ったハンバーガーはイギリスで行われた大会で優勝した逸品。
MBUN(マックブン)
マックブンとは、ピエモンテ州の方言で "めっちゃおいしい。" と言う意味。
トリノ県 郊外のRivoli(リーヴォリ)からスタートした正真正銘 KM0(キロメトリー ゼロ)のハンバーガー屋さん。
というのもオーナーの Signor.Scaglia(スカッリァ氏)が所有する農園でピエモンテ牛の飼育から始まり、
リーヴォリ本店、そしてトリノ市内2店舗の経営までを手がける。
SLOW FAST FOODと掲げ、SLOW = それぞれの素材にこだわり、FAST = 調理時間は手早く、
FOOD = 純粋な品質を探究し続ける。と言う意味が込められているそうだ。
トリノのシンボルでもある La Mole Antonelliana(ラ モーレ アントネッリアーナ塔)を文字った
イタリアンコーラと呼ばれる MOLE COLA (モーレ コーラ)も MBUN の為に開発され、オリジナル、シュガーレス、そして子供用には、カフェインレスという3展開。同じくビールも MBUNオリジナルで製造、販売されている。
ピエモンテ州ならではの自家製バーニャカウダソースが年中味わえるのも特徴で、ハンバーガーにトッピングすることもできる。全店ともに子供用メニューや遊び場も設けられているので小さなお子様連れの方にもお薦めです。
【データ】
Fassoneria
Via San Massimo 17, Torino
火-日 12-15時 , 19-23時
Burgheria
Via delle rosine 1/H,TORINO
日-水 12-15時, 19-23時 / 木 – 土 12-15時 , 19-24時
MBUN
Via Rattazzi 4, TORINO
日ー木12- 23時 / 金・土12 – 24時
☆全店とも各店舗により営業時間が異なるので他店舗へ行かれる方は、URLでチェックしてくださいね。
(夜だけ営業の店舗もあります。)