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街が緑に染まる日、セント・パトリックス・デー

小野 雅子

小野 雅子

イギリス特派員

更新日
2017年3月18日
公開日
2017年3月18日
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今日は3月17日。アイルランドにキリスト教を広めた聖人パトリックの命日という事で、アイルランド共和国と北アイルランドでは祝日です。イングランドやウェールズでは祝日じゃないものの、アイルランド系の人々が中心となって各地で盛大に祝います。

もちろんロンドンでも大きなパレードや行事が開催されますよ!今年のように3月17日が平日の場合は、その前後の週末に行われる事が多いんです。

特にロンドンでは日曜日に、ピカデリー・サーカスからトラファルガー広場までのパレードと、同広場に設けたイベント場でのコンサートなどを開催。平和で楽しいイベントなので、アイルランド系に限らず大勢の人々で賑わいます。

私も以前、たまたまその日にロンドン中心地に行った時にパレードを見かけた事があるんですよ。アイルランド国旗は白・緑・オレンジの三色ですが、特にシンボル・カラーである緑色が目立ちます。

またシャムロック(クローバーやカタバミなど三つ葉の総称:花じゃないけどアイルランドの国花)や、アイルランド伝承の妖精レプラコーンも、この日のシンボルとして多用されます。

アイルランド系の会社から大型トラックが参加していたり、大人も子供も緑色のコスチュームに身を包んでいたり、陽気で明るい雰囲気!

そして大人にとって欠かせない(?)のがギネス!このアイルランドの誇るスタウト種のビールは年間を通して人気とはいえ、特にこの日の消費量は凄そう。街中のパブは軒並みアイルランド国旗を掲げて、「ギネス一杯無料」などプロモーションに大忙しです。

それじゃあ、私も便乗して・・・聖人パトリックさんに乾杯!

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