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パリでインドのビザを取得し、パリからインドへ飛ぶ日本人旅行者は多くはないと思いますが、そんな人も中にはいるかもしれません。もしパリでインドに飛びたくなったときのために、フランスでのインドビザの申請場所を紹介します。
インド観光ビザの申請方法は「オンライン登録した書類を印刷しビザセンターに申請する従来のビザ」「オンライン申請のみで手続きを行えるeツーリストビザ」「現地空港で取るアライバルビザ」の3種類あります。今回は渡航前にビザセンターで申請する、通常のビザについてです。
インドビザセンターはパリ市内9区パラディ通り44番地(44 Rue de Paradis:和訳すると「楽園通り」! )にあります。ビザの申請受付は午前(9〜13時、最終入場は12時)、受領は午後(14時30分〜16時)です。センター内には証明写真の撮影機(インドビザの提出用写真のサイズは、パリの街中にある証明写真のサイズと異なります)やコピー機なども備わっています。
申請は予約なしの飛び込みでも行えますが、事前にホームページから訪問予約を取ることもできます。その際は、指定した予約時間に、優先的に書類を提出することができます。予約なしの場合は、入口の受付で番号が書かれたチケットを受け取り、自分の番号が呼ばれたら、指定されたカウンターに行きます。
ただし、すでにビザセンター内はインドですので、しばしば順番があってないような状況にもなります。ビザセンターの人が「ビザ申請の人はいますか? いればここに並んでください」とフランス語で叫ぶときがあります。その際は手元の番号に関係なく、そのカウンターで提出できます。フランス語が分からなくても、「ビザ」という単語を聞き取れたら、並んで提出可能か聞いてみましょう。英語も通じます。
申請はそれなりに時間がかかりますが、受領はスムーズに進みます。かなり並んでいても、順に渡して行くだけなので、案外早く列は進みます。
インドビザの申請において、とにかく気をつけないと行けない点は、日程に余裕を持って申請するということ。フランス人も時間にはルーズですが、インド人はフランス人のさらに上をいく気がします。フランス国籍ではない外国人の場合、早くて通常6営業日かかります。
またビザの発給が遅れてパスポートが手元に戻らず、あらかじめ購入したフライトの出発日に間に合わないこともありえます(実際、私は間に合わず、フライト当日に日程を変更しました)。私以外にも、出発日までに間に合わず、フライト当日にビザセンターの窓口で、スーツケース片手に交渉している人を見ました(しかし、その人も結局パスポートは返却されませんでした)。出発日に間に合わない場合、ビザ申請を取り消しアライバルビザにしようとしても、申請取り消しによるパスポートの返却には2営業日かかります。
インドビザの申請手続きの手間を形容して、「インドは入国する前からインドが始まる」とよく言われますが、パリでも同じです。念には念を入れて臨んでください。
【データ】
住所:44 Rue de Paradis 75010 Paris
営業時間:9〜13時、14時30分〜16時
定休日:9〜13時、14時30分〜16時
最寄り駅:地下鉄7号線Poissonnière