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イエス・キリストの復活を祝う復活祭(イースター)は、フランスではクリスマスなどと並ぶ代表的な年中行事の1つです。この時期が近づくと、街中にはタマゴやウサギの形をしたチョコレートが並んでいます。また、復活祭1週間前の日曜から復活祭までを聖週間と呼び、この前後の時期は学校などが休暇になります。
日本ではあまり馴染みのない復活祭。一連の流れを簡単に説明すると次のようになります。
まず復活祭1週間前の日曜を「枝の主日」と呼び、イエスがエルサレムに入場した日に当たります。そして木曜に最後の晩餐を取り、イエスは弟子たちの足を洗います。金曜はイエスの受難、そして十字架に架けられイエスは死に到りますが、土曜から日曜にかけてその死に打ち勝ち、キリストは復活します。
なぜタマゴなのかは諸説あるものの、新しい生命が生まれることから復活の象徴とされています。またウサギは多産を意味します。
何といっても子どもたちにとっては、「シャッス・オ・ズー」と呼ばれるタマゴ探しが、復活祭の楽しみにです。毎年パリ市内でも大規模なイベントが行われており、(いつもはエッフェル塔前のシャン・ド・マルス公園でしたが)今年は15区にあるアンドレ・シトロエン公園にて、復活祭の日曜と翌月曜に同イベントが開催されています。