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ネパールのオンラインビザ入力方法

春日山 紀子

春日山 紀子

ネパール特派員

更新日
2017年5月11日
公開日
2017年5月11日
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ネパール入国の際にはビザが必要になります。事前に取得していなくても、カトマンズ空港や、陸路国境のイミグレーションで取得可能ですが、事前にオンライン申請しておくと便利です。

オンライン申請は、ネパール入館管理局の次のページから可能です。

ところで、ネパールでの住所を入力する欄があるのですが、ここでつまずかれる方が非常に多いです。今年に入って、私の旅行会社を利用されるお客様30人ほどから、入力に関する同じ内容のお問い合わせをいただいたほど。皆さん同じところでつまずかれるようなので、今後の旅行者の方のためにも、ここでコツをお知らせしたいと思います。

まず、上記リンク先オンラインビザ申請ページを開くと、次のような画面が10秒程表示されます。(画像下の「表示」をクリックすると別ウィンドウで大きく開きます)

主に次のような内容が書いてあります。

※ネパール入国まで14日を切ってからの申請でないと、無効になりますよ。(早目の申請不可)

※事前に、パスポートや顔写真のデジタル画像、日本とネパールの住所(滞在先予定ホテル名)、電話番号などを用意しておくと便利ですよ。

というような感じのことです。

その後、10秒するほどすると上記画面は自動的に消え、いよいよ入力画面が現れます。

この入力画面んで皆さんつまずかれるのが、Address in Nepalの「House No.」と「Word No.」です。

少し余談になりますが、そもそも、ネパールでは、所在地を表す住所は一般的には知られていません。つい最近まで、首都カトマンドゥでさえも、自分が住む家の所在地を示す番地をすぐにいえる人など、おそらくほぼ皆無に等しかったのではないかと思います。登記簿レベルでは所在地を示す住所はあるものの、それが日常的に使われることはなかったのです。

その後、個人宅の門の前に、通り名と番地が書かれた小さなボードを掲げられることが徹底されましたが、今でも、所在地を示す住所は普段の生活の中で必要になることはほとんどなく、アパート暮らしの人などは、自分の家の番地を意識したこともない人など、たくさんいます。

同様に、ホテルにも所在地を示す住所は一応ありますが、それを把握している従業員はほとんどいないと言っても過言ではありません。

お客様から「○○ホテルのHouse No.を教えてほしい」というお問い合わせをいただくたび、一応ホテルに問い合わせるのですが、いろいろ調べてくれた挙句の果てに「わからない」という回答が返ってくることがほとんどです。

某高級ホテルでは、支配人クラスのスタッフが、登記簿などを管理する事務スタッフに確認をしてくれ、やっとHouse No.が分かった、というケースもありました。しかし、正式なHouse No.はアルファベットと数字の組み合わせで長く、オンラインビザ申請ページで入力しようとすると、字数オーバーでエラーとなってしまったことがあります。仕方がないので、適当な数字を入力し、OKとなりました。

つまり、オンラインビザ入力画面の内容は、ネパールの実情と全くあっていないのです。ホテル従業員でさえ一般的には把握していないHouse No.の入力を、旅行者に求めること自体がおかしいのです。

またWord No.についても、5月14日の選挙を前に、改定となった地区もあり、認識されていないケースもあります。

ですので、House No.とWord No.については、適当な数字を入力しておくしか方法はないというのが、実情なのです。エラーとなる場合は、何度か適当に入力し直してみてください。

そんないい加減でいいの?と不安を感じられる旅行者もいらっしゃるかと思いますが、このように対応するしか方法がないのが実情かと思います。

もちろん、正しいHouse No.とWord No.がわかる場合は、入力してみてくださいね。(字数オーバーでエラーにならないことを祈ります。笑)

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