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ヒースの花咲く7・8月がベストシーズン、E.ブロンテ「嵐が丘」の舞台へ

小野 雅子

小野 雅子

イギリス特派員

更新日
2017年5月12日
公開日
2017年5月12日
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エミリー・ブロンテの小説「嵐が丘」は、今もなお人々を魅了する悲恋の物語。初めて出版されてから170年が経った今でも映画、TVドラマ、舞台だけでなく音楽や漫画の原作にまでなっていますよね!

ヒースクリフとキャサリンが繰り広げたドラマチックな愛憎劇、その背景となったのはブロンテ姉妹が生まれ育ったヨークシャー州の小さな町ハワース。

父親が聖職者だったため、彼女たちが生涯の大部分を過ごした牧師館は、今では彼女たちの博物館となっています。

坂の多い町には、ところどころに当時から商いをしていた薬局やパブなども残っていて・・・この坂道を歩くエミリーやシャーロットの姿を想像すると、ちょっと時が止まったような気がしてきます。

そして「嵐が丘」の舞台とされたのは、荒涼としてヒースの茂る原野です。ヒースという植物は泥炭質の寒冷地を好むため、ヨークシャーやウェールズ、スコットランドなどに群生しているんですよ。

でも私たちが行ったのは6月だったので、まだ少ししか咲いていませんでした。

↓このように見事なヒースの花盛りを見たければ、例年ならば7月中旬~8月くらいがベスト。(ちなみに、この満開ヒースを堪能したのは8月下旬のウェールズでした)

もちろん四季を通して様々な景色が、それぞれ味わい深いと思います。秋冬に寒風の吹きすさぶ「嵐が丘」も、まさにドラマそのもので感銘を受けることでしょう。

でもヒースの花でピンク色に染まった丘を見たければ、7月中旬~8月に行ってみて下さいね♪

英国政府観光庁(日本語ウェブサイト)

「ハワース・ブロンテ姉妹の故郷」

https://www.visitbritain.com/jp/ja/hawasuburontezi-mei-nogu-xiang#9crcKPIwoSGqqv3h.97

ブロンテ牧師館ミュージアム(英語ウェブサイト)

https://www.bronte.org.uk/

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